【MMD研究所】2020年シニアのスマートフォン・フィーチャーフォンの利用に関する調査を実施
2020.08.07
2020.08.07
MMD研究所は、予備調査で60歳~79歳の男女10,000人、本調査では60歳~79歳のスマートフォン所有者500人とスマートフォンへ乗り換え検討しているフィーチャーフォンまたはガラホ所有者500人に、2020年7月22日~7月26日の期間で「2020年シニアのスマートフォン・フィーチャーフォンの利用に関する調査」を実施いたしました。
目次
- 【調査結果サマリー】
- ■ シニアのモバイル端末所有率は92.9%、うちスマートフォンは77.0%、フィーチャーフォンは17.3% 2019年と比べスマートフォン利用者は8.5ポイント増加、フィーチャーフォン利用者は14.2ポイント減少
- ■ フィーチャーフォン、ガラホ利用者のうち44.0%がスマートフォンへの乗り換え意向あり
- ■ 緊急事態宣言発令後のモバイル端末利用時間、シニアの22.1%が増えたと回答
- ■ 外出自粛期間中、シニアがスマートフォンで新しく始めたこと・する頻度が増えた習慣・行動の上位は「オンラインショッピング」「家族・友人との音声通話」「ゲーム」
- ■ シニアの直近3ヵ月の買い物で利用した決済方法、頻度が増えたのは「クレジットカード、デビットカード、プリペイドカード」が21.7%、「QRコード決済」が14.5%
- ■ スマホ所有のシニアがスマホを利用し始めたきっかけの上位は「地図・ナビゲーション利用」「LINE利用」「家族にすすめられたから」 検討者のスマートフォンを利用してみたいと思ったきっかけの上位は「3G回線の終了」「災害時に持っていたほうがいい」「地図・ナビゲーションを利用したい」
- ■ 新型コロナウイルスが拡大する中、シニアがスマートフォンを利用していて良かったことの上位は「情報収集がしやすい」「家族・友人との音声通話が無料で出来る」「暇な時間を潰せる」
- ■ 関連リンク
【調査結果サマリー】
■ シニアのモバイル端末所有率は92.9%、うちスマートフォンは77.0%、フィーチャーフォンは17.3% 2019年と比べスマートフォン利用者は8.5ポイント増加、フィーチャーフォン利用者は14.2ポイント減少
■ フィーチャーフォン、ガラホ利用者のうち44.0%がスマートフォンへの乗り換え意向あり
■ 緊急事態宣言発令後のモバイル端末利用時間、シニアの22.1%が増えたと回答
■ 外出自粛期間中、シニアがスマートフォンで新しく始めたこと・する頻度が増えた習慣・行動の上位は「オンラインショッピング」「家族・友人との音声通話」「ゲーム」
■ シニアの直近3ヵ月の買い物で利用した決済方法、頻度が増えたのは「クレジットカード、デビットカード、プリペイドカード」が21.7%、「QRコード決済」が14.5%
■ スマホ所有のシニアがスマホを利用し始めたきっかけの上位は「地図・ナビゲーション利用」「LINE利用」「家族にすすめられたから」
検討者のスマートフォンを利用してみたいと思ったきっかけの上位は「3G回線の終了」
「災害時に持っていたほうがいい」「地図・ナビゲーションを利用したい」
■ 新型コロナウイルスが拡大する中、シニアがスマートフォンを利用していて良かったことの上位は「情報収集がしやすい」「家族・友人との音声通話が無料で出来る」「暇な時間を潰せる」
■ シニアのモバイル端末所有率は92.9%、うちスマートフォンは77.0%、フィーチャーフォンは17.3% 2019年と比べスマートフォン利用者は8.5ポイント増加、フィーチャーフォン利用者は14.2ポイント減少
60歳~79歳の男女10,000人を対象に、モバイル端末の所有について聞いたところ、モバイル端末の所有率は92.9%で、メインで利用しているモバイル端末の内訳は、「スマートフォン」が77.0%、「フィーチャーフォン」が17.3%、「ガラホ(4GLTEケータイ※以下ガラホ)」が5.7%となった。
シニア向けスマートフォンを含むスマートフォンの利用割合について、2012年から行っているシニア調査を元に2020年までの推移を集計した。※1
スマートフォン利用者は2020年(n=9,292)の77.0%と2019年(n=5,835)の68.5%と比べ、8.5ポイント増加。2012年(n=769)の12.7%と比べると64.3ポイント増加となった。
続いて、シニア向けフィーチャーフォンを含むフィーチャーフォンの利用者の割合を見てみると、2020年(n=9,292)の17.3%と2019年(n=5,835)の31.5%と比べ、14.2ポイント減少。2012年(n=769)の87.3%と比べると70.0ポイント減少となった。※2
■ フィーチャーフォン、ガラホ利用者のうち44.0%がスマートフォンへの乗り換え意向あり
フィーチャーフォンまたはガラホ利用者(n=2,055)を対象に、スマートフォンへの乗り換え意向を聞いたところ、「いますぐにでも乗り換えたい」が2.9%、「いますぐにではないが、乗り換えを検討している」が41.1%とあわせて44.0%のシニアが乗り換え意向があることがわかった。
■ 緊急事態宣言発令後のモバイル端末利用時間、シニアの22.1%が増えたと回答
通信会社と回線を契約しているモバイル端末を所有している人(n=9,256)に、新型コロナウイルスの影響による緊急事態宣言発令後にメインで利用しているモバイル端末の利用時間について聞いたところ、「増えた」が6.3%、「やや増えた」が15.8%と合わせて22.1%が増えたと回答した。
これを端末別に見るとスマートフォン所有者(n=7,135)の26.8%がスマートフォンの利用時間が増えたと回答した。
■ 外出自粛期間中、シニアがスマートフォンで新しく始めたこと・する頻度が増えた習慣・行動の上位は「オンラインショッピング」「家族・友人との音声通話」「ゲーム」
通信会社と回線を契約しているモバイル端末を所有している人を対象(n=9,964)に、外出自粛期間中、新しく始めたこと・する頻度が増えた習慣・行動について聞いたところ(複数回答可)、「部屋の片づけ」が18.2%と最も多く、次いで「映画・ドラマの視聴」が16.2%、「散歩」が13.7%となった。
前問で外出自粛期間中、新しく始めたこと・する頻度が増えた習慣・行動が増えたと回答したスマートフォン利用者(n=4,005)を対象に、スマートフォンを活用しながら行っていたものがあるかどうかを聞いたところ、「スマートフォンを活用しながら行ったものがある」と回答した人が54.1%、そのうちの最も多かった回答が「オンラインショッピング」で17.0%、次いで「家族・友人との音声通話」が14.6%、「ゲーム」が13.8%となった。
■ シニアの直近3ヵ月の買い物で利用した決済方法、頻度が増えたのは「クレジットカード、デビットカード、プリペイドカード」が21.7%、「QRコード決済」が14.5%
モバイル端末所有者を対象に、直近3ヵ月間の買い物で利用した決済方法を聞いたところ、頻度が増えた項目は「クレジットカード、デビットカード、プリペイドカード」で21.7%と最も多く、次いで「QRコード決済」が14.5%となった。
■ スマホ所有のシニアがスマホを利用し始めたきっかけの上位は「地図・ナビゲーション利用」「LINE利用」「家族にすすめられたから」 検討者のスマートフォンを利用してみたいと思ったきっかけの上位は「3G回線の終了」「災害時に持っていたほうがいい」「地図・ナビゲーションを利用したい」
60歳~79歳の男女(n=10,000)からスマートフォン所有者(n=500)とスマートフォンへ乗り換え検討しているフィーチャーフォンまたはガラホ所有者(n=500)を抽出し、スマートフォン所有者(n=500)にスマートフォンの利用を始めたきっかけ(複数回答可)を聞いたところ、「LINEなどのコミュニケーションツールを使いたかったから」が25.6%と最も多く、次いで「家族にすすめられたから」が24.8%、「地図・ナビゲーションを利用したかったから」が19.8%となった。
続いて、スマートフォンへ乗り換え検討しているフィーチャーフォンまたはガラホ所有者(n=500)にスマートフォンを利用してみたいと思ったきっかけ(複数回答可)を聞いたところ、「3G回線がもうすぐ終了するから」が26.4%と最も多く、次いで「災害などの際に持っていたほうがいいと思ったから」が21.2%、「地図・ナビゲーションを利用したかったから」が18.2%となった。
■ 新型コロナウイルスが拡大する中、シニアがスマートフォンを利用していて良かったことの上位は「情報収集がしやすい」「家族・友人との音声通話が無料で出来る」「暇な時間を潰せる」
スマートフォン所有者(n=500)に新型コロナウイルスが拡大する中、スマートフォンを利用していて良かったことを聞いたところ、「情報収集がしやすい」が26.6%と最も多く、次いで「家族・友人との音声通話が無料で出来る」が25.0%、「暇な時間を潰せる」が17.8%となった。
※本調査レポートは過去の調査から携帯電話を所有している対象者を抜き出し、スマートフォンとフィーチャーフォンの割合を以下の通り再集計したものになります。
※1.過去調査の一部は50~59歳を含んでいるため、本推移は比較のために60歳未満を切り捨てて集計
※2.2018年、2019年調査は複数回答で利用しているモバイルデバイスについて聞いているため、スマートフォン利用・フィーチャーフォン利用の推移は、比較のためにスマートフォンとフィーチャーフォンの2台持ちをしている対象者は除外して集計
※本調査レポートは小数点以下任意の桁を四捨五入して表記しているため、積み上げ計算すると誤差がでる場合があります。
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■ 関連リンク
●MMD研究所(モバイルマーケティングデータ研究所)
●MMD研究所 プレスリリース
●2020年のシニアのスマートフォン利用者は77.0%、スマホ乗り換え検討者がスマホを利用したいと思ったきっかけは「3G回線の終了」