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2021.02.16
2021.02.16
目次
クロスロケーションズ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:小尾一介)は、クラウドサービスとして提供中の位置情報ビッグデータ活用プラットフォーム「Location AI Platform™(ロケーションエーアイプラットフォーム、LAP)」を活用して屋外広告の視聴状況の計測が可能な「Location AI Platform™️ 屋外広告測定版(以下、LAP屋外広告測定版)」の提供を開始しました。
近年、自然災害や、コロナパンデミックの影響などで人々の動きは大きく変化しています。その中でこれまでの屋外広告の視聴状況データは実情との乖離が出ており、人流を把握する上で位置情報ビッグデータの分析(行動データ)に注目が集まっています。
「LAP屋外広告測定版」は、前日までのデータを対象に日別、時間別、性別、年代別に指定した屋外広告周りの人流を可視化し、現状把握を可能にします。広告代理店様や広告主様によるOOH(Out of Home)メディアや交通広告のサーキュレーション調査、効果測定にもご活用いただけます。
図1 全国の任意の計測地点を設定することが可能
図2 コロナ禍の2回目の緊急事態宣言期間は1回目に比べて人流が減っていない
図3 時間別、年代別などの分析が可能
これまで視聴状況の計測に使用するデータは前年のものや国勢調査を使用したものが多く、昨今のコロナなどの影響により大きく変化した人の流れをタイムリーに捉えることができなかった。
広範囲なメッシュ(例:500メートル四方単位)や地域エリアでデータを捉える方法では、屋外広告の視認エリアを任意で捉えることができず、現実とは異なる視聴状況の計測データとなることが懸念された。
デジタルの浸透により、広告主が非デジタル媒体に対しても数値化を求めるようになり、その効果検証として活用できるデータが限られていた。
2019年1月以降のデータを網羅しているため、任意の期間で分析し、コロナ前の視聴状況と現状を比較することも可能です。
対象媒体があるビル・ビル前、あるいは視認エリアといった様々な場所の設定ができます。
日本国内、任意の場所を設定、計測可能です。サイズ・形も自由です(図1)。
昨日の来訪人数が、翌日の正午に確認できます(速報値、図2)。
国内最大級の位置情報データボリュームを誇り、位置情報データに特化した独自の解析エンジンが、屋外広告周辺にどのような人がいたのかを高頻度で(毎日)可視化します(図3)。
図4 BIツールで表示したときのイメージ
「LAP屋外広告測定版」での分析結果は、クラウドサービス上はもちろん、BigQueryやAWSでのデータ転送、API(注1)による提供も可能です。既存システムやBIツールに組み込み、独自のダッシュボードを構築したいというニーズにも対応しております(図4)。
(注1)API(Application Programming Interface)
アプリケーションプログラミングインターフェース。2者間(あるいはそれ以上)のソフトウェア同士のやり取りを可能にするデータフォーマットの仕様。
正式名称:「Location AI Platform™ 屋外広告測定版」
クロスロケーションズでは、今後とも広告業界に限らずさまざまなビジネスに位置情報を活用できたり、人々の生活に役立つような製品の開発を進めてまいります。
Location AI Platform は、匿名位置情報ビッグデータをAIが素早く分析・視覚化して、販売促進・マーケティング・需要予測などで活用できるプラットフォーム製品です。流通・小売、外食、不動産などの様々な業種・業界を代表する企業で活用されています。
「多種多様な位置情報や空間情報を意味のある形で結合・解析・視覚化し、誰でも活用できるようにすること」をミッションとしています。位置情報ビッグデータをAIが解析・視覚化する独自技術である「Location Engine™️」の開発と、それをビジネスに生かすプラットフォームである「 Location AI Platform™️ 」の開発・提供により、”ロケーションテック”を推進しています。