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SMN、健康経営施策の効果可視化による新たな組織運営の実現へ~アビームコンサルティングと概念実証を実施~

時計2021.02.17

更新2021.02.17

SMN、健康経営施策の効果可視化による新たな組織運営の実現へ~アビームコンサルティングと概念実証を実施~

SMN株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:石井 隆一、以下SMN)は、アビームコンサルティング株式会社(代表取締役社長 鴨居 達哉、東京都千代田区、以下アビームコンサルティング)とともに、「健康経営施策における個人のシアワセ(健康状態とパフォーマンス)と組織のシアワセ(チーム業績/企業業績)の定量/見える化」と、「それらの関係性の見える化」を目的とした概念実証を行いましたので、その結果を報告いたします。
また、1月29日(金)に行われました「ヘルスケアIT 2021」(主催:インフォーマ マーケッツ ジャパン株式会社)において、弊社松本が本概念実証の報告を行いましたので、あわせてお知らせいたします。

【総括】

・個人の幸福度と仕事のパフォーマンスに対して、コンディション(頭、身体、心)が好影響を与えており、コンディション(頭、身体、心)を整える健康施策を会社が社員に実施することは、双方に好影響を与える。
・SMNが過去実施した「ココロ」と「ショク」の健康施策は、個人のコンディションに好影響を与えている。
・社員一人ひとりに合った健康施策を実施し、社員が自分らしく働ける状態にすることは、会社の業績に好影響を与えるきっかけとなる。

■概念実証、実施の背景

SMNは、2018年度から「社員一人ひとりの健康は、社員一人ひとりのシアワセに大きく寄与し、結果として会社の生産性向上を実現する」という「健康経営宣言」のもと、独自の健康フレーム「ショク(食)」「カラダ(体)」「ココロ(心)」、それらを支える「カンキョウ(環境)」を定義して、各種健康施策を実施しています。

これまで実施してきた健康施策に対する社員の意見は、施策後の社内アンケートにより取得してきましたが、施策が社員や会社に与える影響の可視化は未実施でした。そこで今回、アビームコンサルティングの協力のもと、SMNの健康施策が社員と会社へどのような影響を与えているかの概念実証を行い、その効果の可視化と今後の施策検討材料として活用していく予定です。

■頭、身体、心のコンディションが、個人の幸福度と仕事のパフォーマンスに影響を与える

個人の幸福度は、頭・身体・心のコンディションから影響を受けており(グラフ1参照)、具体的には「心のコンディション」、「モチベーション」、「職場環境における個人尊重度」の影響が大きい傾向にあります。また、仕事のパフォーマンスに対しても、「モチベーション」、「個人尊重度」が影響を与えることが分かりました。(グラフ2参照)

社員のコンディションとコンディショニング(健康習慣)の状況を見ると、心のコンディション、食事のコンディショニングについては比較的点数が高く(グラフ3参照)、SMNが実施している健康施策の「ココロ」と「ショク」については、個人の幸福度と仕事のパフォーマンスに好影響を与えられていると考えられます。一例として「ショク」に関して具体的に見ると、食事コンディショニングの点数が高いほど、コンディション、幸福度、仕事のパフォーマンスの点数が高いことがわかります(グラフ4参照)。

その一方で、健康施策数として少ない「カラダ」や未実施の「脳活」については、今後の健康施策に取り組み、個人の幸福度や仕事のパフォーマンスに繋げていく必要があります。
この結果を踏まえ、会社が社員コンディション(頭、身体、心)を整える健康施策を実施することは、意義のあることだと考えられます。

【グラフ1】幸福度及び仕事のパフォーマンスに対して、コンディション(頭、身体、心)が与える影響

SMN、【グラフ1】幸福度及び仕事のパフォーマンスに対して、コンディション(頭、身体、心)が与える影響

【グラフ2】仕事のパフォーマンス×モチベーション/職場環境における個人尊重度

SMN、【グラフ2】仕事のパフォーマンス×モチベーション/職場環境における個人尊重度

【グラフ3】コンディションとコンディショニングの現状人数分布

SMN、【グラフ3】コンディションとコンディショニングの現状人数分布

【グラフ4】食事コンディショニング×コンディション/幸福度/仕事のパフォーマンス

SMN、【グラフ4】食事コンディショニング×コンディション/幸福度/仕事のパフォーマンス

「気持ちの余裕」「モチベーション」「個人尊重度」が売上げに繋がる

仕事のパフォーマンスに影響を与える「気持ちの余裕」「モチベーション」「個人尊重度」をエリア別で調査したところ、これら3要素の数値が高いエリアの方が売上げも高い傾向にあるということが判明しました。(グラフ5、6、7参照)
また、社員一人ひとりのコンディションを把握した上で、個人のシアワセに寄与するような健康施策を実施することが重要であると考えられます。そして、個人のシアワセ度が上がり、個人に合った働き方ができるからこそ、会社へも好影響が生まれると思われます。

【グラフ5】エリア別_気持ちの余裕×売上げ

SMN、【グラフ5】エリア別_気持ちの余裕×売上げ

【グラフ6】エリア別_モチベーション×売上げ

SMN、【グラフ6】エリア別_モチベーション×売上げ

【グラフ7】エリア別_個人尊重度×売上げ

SMN、【グラフ7】エリア別_個人尊重度×売上げ

■調査データについて
本概念実証は、「社員アンケートの実施結果」、「人事、組織データ」、「事業KPIデータ」などを組み合わせて可視化しています。

「ヘルスケアIT 2021」登壇

SMN、「ヘルスケアIT 2021」登壇

1月29日(金)に実施された「ヘルスケアIT2021」にて、弊社松本が「健康×シアワセ×経営 ~Well being経営実現にむけて~」に関する講演を行いました。講演では、SMNで健康施策を取り組む意味、実施している施策やアビームコンサルティングとの概念実証における結果報告を行いました。そして、「採用・育成・労務管理・評価を含む人事制度」と同等の仕組みとして健康施策が組織に定着し、健康、シアワセ、経営それぞれの指標の相関を見える化し、分析できるようになることが、これからの新しい組織運営として個人と組織のシアワセ醸成に寄与する可能性について話しました。

今後もSMNは、「健康経営」推進企業のけん引役として、ニューノーマル時代に合わせた個人のサポートや組織の在り方を社内外に発信し、日本の未来のシアワセ醸造、Well Being実現を目指します。

■登壇者プロフィール

SMN株式会社 人事総務部 コーポレートカルチャー&リレーション推進課 課長 松本 裕文

キャリアスタートはプログラマー・SEとして2社で6年経験した後、ライブドアグループでゴルフ場予約サイト事業に参画。その後、ゴルフ場運営会社立ち上げでの情報システムを担当。さらに、リンクアンドモチベーションで情報システム担当を7年経験し、セガゲームスへ転職。そして2017年にSMNに入社。総務・情報システム、セキュリティ担当を経て、組織文化風土醸成、健康経営、PR機能を有する組織「コーポレートカルチャー&リレーション推進課」を立ち上げ現在に至る。自分自身の、SMNの、ソニーグループの、そして日本の“Well Being”実現を目指す。

■アビームコンサルティング株式会社

< https://www.abeam.com/jp/ja >
アビームコンサルティングは、アジアを中心とした海外ネットワークを通じ、それぞれの国や地域に即したグローバル・サービスを提供している総合マネジメントコンサルティングファームです。戦略、BPR、IT、組織・人事、アウトソーシングなどの専門知識と、豊富な経験を持つ約 6,600 名のプロフェッショナルを有し、金融、製造、流通、エネルギー、情報通信、パブリックなどの分野を担う企業、組織に対し幅広いコンサルティングサービスを提供しています。

■SMN株式会社

< https://www.so-netmedia.jp/ >
2000年3月に設立。ソニーグループで培った技術力をベースに、マーケティングテクノロジー事業を展開しています。「技術力による、顧客のマーケティング課題の解決」を実現するため、ビッグデータ処理と人工知能のテクノロジーを連携し進化を続けています。現在、DSP「Logicad」、マーケティングAIプラットフォーム「VALIS-Cockpit」、実店舗事業者向けマーケティングプラットフォーム「Marketing Touch」のほか、テレビ視聴データ広告配信サービス「TVBridge」を新たに提供するなど、マーケティングに関する様々な課題解決を実現しています。

※記載されている会社名、団体名、商品名、サービス名は各社、各団体の商標または登録商標です。

■関連リンク

SMN株式会社
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