Sansan、クラウド請求書受領サービス「Bill One」と、業務アプリ開発プラットフォーム「kintone」が機能連携
2021.01.15
2021.01.15
目次
〜企業のテレワーク実現を支援〜
Sansan株式会社は、同社が提供するクラウド請求書受領サービス「Bill One」と、サイボウズ株式会社が提供している業務アプリ開発プラットフォーム「kintone(キントーン)」が、機能連携することを発表します。
この連携により、Bill Oneでオンライン受領・データ化した請求書情報をkintoneの「支払依頼申請」アプリとひも付けることができるようになり、請求書の受け取りから支払申請・承認まで、請求書に関連した業務フローがデジタル化され、企業はテレワークの実現を大きく前進させることができます。
■機能連携の背景
Bill Oneは、Sansanが新たに開発した、クラウド請求書受領サービスです。郵送で届く紙の請求書やメール添付で送付されるPDFの請求書など、さまざまな方法・形式で送られる請求書をオンラインで受け取れるようにすることで、企業のテレワーク実現を後押しします。
Bill Oneで受け取った請求書は、Sansanの名刺データ化技術を基にした独自のシステムによって正確にデータ化され、契約企業は取り扱う全ての請求書をクラウド上で受領・一元管理できるようになります。これにより、請求書の受け取りから保管まで、請求書に関する業務のデジタル化・効率化を実現します。
新型コロナウイルスの感染拡大防止のために、企業はテレワークの徹底を迫られています。しかし、その実現には多くの課題が残されています。その一つに、いまだ多くの請求書が紙の状態でやり取りされていることや、PDFなどの電子ファイルで受け取った請求書であっても紙で出力して処理する必要がある業務フローが構築されていることが挙げられます。
今回、Sansanとサイボウズは、Bill Oneと業務アプリ開発プラットフォームとしてユーザーに合わせた業務効率化を実現するkintoneを機能連携させることで、請求書の受け取りから申請・承認に至るまでの業務フローをデジタル化し、企業のテレワーク実現と業務効率化を大きく前進させると考えました。
■Bill Oneとkintoneの連携で実現すること
Bill OneとkintoneをAPI連携させることによって、Bill Oneでオンライン受領・データ化した請求書の情報を、kintoneで作成した支払依頼申請アプリで取得し、自動入力することができるようになります。
「取引先」「支払期日」「支払金額」「支払口座」など、支払依頼申請アプリに入力する必要がある情報が全て自動入力されるため、申請者の入力にかかる工数が削減されるだけでなく、請求書に関する情報の誤りがなくなり、内容の確認や差し戻しといった承認に関する非効率なやり取りも不要になります。
この連携により、紙の請求書をオンラインで受け取り、押印を伴う承認作業といったアナログな業務がデジタル化され、これまで出社して対応しなければならなかった業務をテレワークに移行しやすくなります。
■連携機能の提供時期、今後の展望
本連携機能は、2021年春頃の提供開始を予定しています。本連携機能の利用には、Bill One及びkintoneの契約が必要になります。また、kintoneにおいて、支払依頼申請アプリ、Bill Oneアプリをそれぞれ作成する必要があります。
Bill Oneは、これまでも会計システムとの連携機能を提供するなど、Bill Oneの機能を活用した経理業務のデジタル化を推進してきました。今回のkintoneとの連携によって、経理業務のみならず、さまざまな部門の担当者が対応する請求書に関連する業務フローのデジタル化に貢献することができるようになります。
今後も、Bill Oneは請求書に関する業務のデジタル化を推進し、機能開発や関連領域のサービスとの機能連携を積極的に進めてまいります。
■Bill Oneについて
Bill Oneは、当社が2020年5月から新たに提供を開始したクラウド請求書受領サービスです。請求書の受け取りから保管まで、請求書に関する業務のデジタル化・効率化を実現します。
Bill Oneサービス単体の機能は、次の通りです。
・さまざまな請求書をワンストップで受領
あらゆる請求書をオンラインで受け取ることを可能にします。郵送で送られる紙の請求書は、専門のセンターが代理で受領し、スキャンとアップロードを実施。メール添付などの方法で送られるPDFの請求書は、そのままBill Oneのシステムが受け取ります。なお、請求書の発行元は、これまで通りの方法で請求書を送ることができます。
・99.9%の精度で請求書情報をデータ化
請求書は、常に正しく、間違いのない状態でデータ化される必要がある書類です。クラウド名刺管理サービス「Sansan」で培った独自のテクノロジーとオペレーションによって、発行元ごとに様式が異なる請求書を99.9%の精度でデータ化することを実現しました。
・クラウド上のデータベースで一元管理
正確な請求書データを蓄積し、クラウド上に専用の請求書データベースを構築することができます。請求書の検索や保管が簡単に行えるようになるほか、他のシステムと連携させて請求書データを活用することもできます。
■kintoneについて
https://kintone.cybozu.co.jp/
サイボウズ株式会社が提供する、業務アプリ開発プラットフォームです。営業の案件管理、お客様からの問い合わせ履歴やクレーム対応の管理、プロジェクトの進捗やタスク管理、従業員の業務日報など、お客様の用途に合わせた業務アプリの作成が可能です。アプリケーションはノンプログラミングで開発できます。また、社内SNSのようなコミュニケーション機能を活用することでスピーディな情報共有が可能になり、業務効率化を実現します。現在、18,000社以上のお客様にご活用いただいております。
■Sansan株式会社 会社概要
「出会いからイノベーションを生み出す」をミッションとして掲げ、法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」および個人向け名刺アプリ「Eight」を開発・提供しています。名刺管理を起点としたビジネスプラットフォームとして活用できるサービスを国内外で提供しています。
■関連リンク
●Sansan株式会社
●クラウド請求書受領サービス「Bill One」と、 業務アプリ開発プラットフォーム「kintone」が機能連携 〜企業のテレワーク実現を支援〜