視聴行動分析サービスを提供するニールセン デジタル株式会社(東京都港区、代表取締役社長 宮本淳)は、2022年のプランニングに向けた戦略と戦術をまとめた「広告主のためのプレイブック」を発表しました。
コロナ禍の収束がまだ完全に見えていない2021年の終わりに際して、広告主が対処すべき深刻な課題は、パンデミックの影響によるものだけではありません。メディアにおけるチャネルの断片化、デジタル領域におけるプライバシー保護の潮流、広告への抵抗感、ブランドの社会的責任の高まりなど、マーケティング戦略からメディアチャネルの選択、メッセージのトーンに至るまで、あらゆる側面に影響が見られます。
現在のメディア状況、そして消費者の嗜好の変化は、ブランドが乗り越えるべき多くの問題を示唆していますが、その多くは、業界を問わず乗り越えるべき共通のハードルに関連しています。その中で、広告主が直面しているのは、5つの重要な問題です。「広告主のためのプレイブック」ではこの5つの課題の対処法について、データや事例を交えて下記の5つのパートにまとめて解説しています。
「広告主のためのプレイブック」の内容
1.広告への抵抗感に対する取り組み
2.変わりゆくターゲティング環境への適応
3.消費者とブランドオーナーシップを共有することの重要性
4.混乱と変化の中での成長と適切な予算編成のためのガイダンス
5.測定に関する主な課題への対応
ブランドがこうした問題を評価し克服するには、メディアの状況を包括的に捉えるとともに、消費者行動の全体像を把握しなければなりません。そうした情報を前提とすることで、現在起きている問題や今後起きうる問題を回避する広告戦略を立て、データに基づいて費用対効果が高く効率的な成長を実現することができます。
業界を問わず、変化は常に起こるものです。しかも今は、変化のスピードが速くなっているため、ブランドやマーケティング担当者もそのスピードに負けないよう、柔軟さや適応力、先を見る目を持ち続ける必要性が高まっています。新たなプラットフォームやサービスによって今までの常識が崩れ、何かが新しくなる、良くなる、向上するという期待感が消費者に生まれる中、この状況への対応の遅れや誤りはブランドの繁栄を脅かします。
消費者認知と消費者エンゲージメントは、常にマーケティング戦略の最優先事項となってきましたが、今ほどブランドが消費者に関する情報を豊富に手にしたことはありません。ブランドは、入手したそのデータを使い、消費者を自らの戦略やキャンペーンの中心に据える必要があります。広告への抵抗感や測定、成長などさまざまな課題はありますが、データは、プライバシーを重視して維持、活用すれば、ブランドやマーケティング担当者にとって今後の最適なロードマップを提供してくれるでしょう。
今回、ニールセンがまとめた「広告主のためのプレイブック」が、見通しの利かない、困難な時代の広告、マーケティング戦略と戦術策定のための一助となれば幸いです。
「広告主のためのプレイブック」は下記ウェブサイトからダウンロードできます。
https://www.nielsen.com/jp/ja/insights/report/2021/advertiser-playbook/
関連リンク
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●ニールセン 2022年のプランニングに向けた戦略と戦術をまとめた 「広告主のためのプレイブック」を発表