SMN、2021年7月度テレビCM放送回数ランキング発表 ~トヨタ自動車の出稿状況と興和の台頭~
2021.08.16
2021.08.16
SMN株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:井宮 大輔、以下SMN)のグループ会社である株式会社ゼータ・ブリッジ(本社:東京都品川区、代表取締役:安藤 尚隆)は、2021年7月度の全国地上波25局、BS放送6局にて放送されたテレビCMの放送回数を調査し集計しましたので、お知らせいたします。7月度は、テレビCMに関する方針を発表したトヨタ自動車と興和の出稿状況に着目しました。
目次
2021年7月度 商品別テレビCM放送回数(全国地上波25局、BS放送6局合計)
2021年7月度の概要
1.夏の風物詩・興和の台頭
今回のランキングで目立っているのは興和です。20位中6つランクインしているうえ、6月度よりもクリエイティブが4つ増加しております。また、昨年2020年同時期の7月度ランキングにも、興和は20位中6つランクインしておりました。興和が扱う製品は人々の健康をサポートしたり、疲労回復を助けることを目的としているため、夏の暑さや制限のあるコロナ禍の生活によって生じた人々の疲労や倦怠感を助けたいという企業の想いがCM放送回数に表れているのではないでしょうか。
2.トヨタ自動車出稿状況(ランキング20位圏外)
7月度のテレビCMの世界で注目すべきはトヨタ自動車の出稿状況です。トヨタ自動車は7月19日にテレビCMに関する方針を発表しました。発表内容は、世界的な大会向けの企業PRを目的としたCMは放送しないという当初の方針に加えて、自社サイト「トヨタイムズ」に誘導するCMも取りやめるというものです。この方針により、「トヨタイムズ」関連CMの放送回数は、7月19日以降大幅に減少しました。(図1参照)トヨタ自動車全体のCM放送回数は、7月19日以降も増加しております。(図2参照)増加要因としては、新型の「トヨタ・アクア」の発売が考えられます。クリエイティブは、「トヨタ・アクア」の訴求のみとなっており、世界的な大会などの他要素は含まれない内容になっております。
【図1】「トヨタイムズ」 2021年7月度テレビCM放送回数
【図2】トヨタ自動車 2021年7月度テレビCM放送回数
2021年7月度 エリア別テレビCM放送回数ランキング
商品別ランキング1位のIndeed Japan「Indeed」は、東京と名古屋で1位、福岡で2位、大阪で3位、札幌で4位と各地で上位に入る結果となりました。7月に開催されている世界的な大会のスポンサー企業は、商品別ランキングと同様にエリア別ランキングでも目立った動きは見られませんでした。
東京
大阪
名古屋
福岡
札幌
BS
調査概要
【調査期間】2021月7月1日~7月31日
【対象】番組宣伝を除いた全国地上波25局、BS放送6局のテレビCM
【調査方法】動画認識エンジンを活用したテレビCM自動認識システムにて取得した放送履歴情報を基に調査
お問い合わせ
本ランキングに関するお問い合わせは、下記サイト内の問い合わせフォームより受け付けております。
・サイト:https://www.zeta-bridge.com/
株式会社ゼータ・ブリッジ
< https://www.zeta-bridge.com/ >
2001年10月に設立。要素技術の積み上げではなく、「目、耳など五感から得た情報を人間の脳がいかに処理し、そして感じているか?」を原点とした様々なアルゴリズムを独自に開発しています。人間の感性を超える認識テクノロジーでお客様の課題を解決いたします。テレビCMメタデータ販売、音声・画像認識エンジンを利用したサービスを提供しています。
SMN株式会社
< https://www.so-netmedia.jp/ >
2000年3月に設立。ソニーグループで培った技術力をベースに、マーケティングテクノロジー事業を展開しています。「技術力による、顧客のマーケティング課題の解決」を実現するため、ビッグデータ処理と人工知能のテクノロジーを連携し進化を続けています。現在、DSP「Logicad」、マーケティングAIプラットフォーム「VALIS-Cockpit」のほか、テレビ視聴データ広告配信サービス「TVBridge」を新たに提供するなど、マーケティングに関する様々な課題解決を実現しています。
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