IAS、コネクテッドTV広告のリーダーPublicaを買収
2021.09.07
2021.09.07
目次
パブリッシャー向け事業の次なる進化を加速し、アドレサブルなグローバルCTV広告プラットフォームを構築
デジタルメディアクオリティのグローバルリーダーであるIntegral Ad Science(本社:米国ニューヨーク、CEO:リサ・アッツシュナイダー / 日本オフィス:東京都千代田区、カントリーマネージャー:山口武、以下 IAS)は、本日、コネクテッドTV(CTV)広告プラットフォームのPublicaを2億2,000万米ドルの現金および株式で取得したことを発表しました。この買収によって、IASはCTV戦略を加速し、あらゆるCTVデバイスを通じてパブリッシャーの動画コンテンツの収益化を支援すると同時に、広告主から強く求められるCTV広告在庫の透明性を提供する新たなツールを構築することができます。
背景と概要
今回の買収について、IASのCEOであるリサ・アッツシュナイダー(Lisa Utzschneider)は次のように述べています。「CTVの視聴やプログラマティック広告は飛躍的な成長を遂げています。IASはPublicaを取得することで成長をさらに加速し、パブリッシャーがこのチャンスを活かして広告収益を拡大するためのツールを提供していきます。高度なデータとテクノロジーがアドレサブルなCTV広告の未来を実現させます。 これにより動画パブリッシャーは収益が拡大できるようになり、広告主には増加するCTV広告費に見合う成果が得られたのかについて、信頼できる測定方法を提供できる未来をが実現します。Publicaは実際に自社のプラットフォームを使用するパブリッシャーのCTV広告インベントリの収益を平均30%向上させていることを報告しており、ベン・アンティア(Ben Antier)氏率いるPublicaチームを迎え、一緒に革新的な方法でCTV広告の品質とインパクトを高めていけることをうれしく思います。」
eMarketerは広告主がCTVに投資する金額が今年、134億ドルを超え、2024年には247億ドルを突破すると予測しています。業界をリードするPublicaのテクノロジープラットフォームと独自のデータ資産を取得することによって、IASはパブリッシャーのビデオ番組の収益化を支援すると同時に、ブランド価値を損ねることのない適切なインベントリへの新たなアクセス方法を広告主に提供できるようになります。Publicaは、テレビ画面でストリーミング視聴者に卓越した広告体験を提供し、サプライサイドプラットフォーム(SSP)と独自のCTV向けインベントリをつないで、パブリッシャーの収益拡大を支援します。今回の買収によって、IASのCTV向けソリューションにPublicaのユニファイドオークションやオーバーザトップ(OTT)のヘッダー入札によるプログラマティックバイイング、オーディエンス管理、キャンペーン管理、サーバーサイド広告挿入(SSAI)、アドポッドの自動化、高度なアナリティクスが加わります。それにより、現在提供しているCTV向け機能は拡張され、業界初のCTV検証ソリューションとして、あらゆるアプリやプロバイダーのプログラマティックやダイレクトバイイングにおいて、グローバルな無効トラフィック(IVT)やビューアビリティを検証する業界初のCTV向けベリフィケーションソリューションも提供されるようになります。IASは今後数カ月のうちに、Publicaの既存のプラットフォームとCTVコンテンツデータによって強化された、ブランドセーフティと適合性に関する包括的ソリューションをCTVの広告主とパブリッシャー向けに導入する予定です。
Publicaの共同創業者兼CEOであるベン・アンティア(Ben Antier)は次のように述べています。「すでに視聴者はCTVへと移行し、かつてないほど多くの広告付きのコンテンツを視聴するようになっています。IASの一員として、Publicaはブランドやパブリッシャーがより多くの広告費をCTVに割けるように、信頼できるプラットフォームを提供します。私たちはデータドリブンなアプローチでCTV広告を変革して業界全体にメリットをもたらすと同時に、卓越したユーザー体験を提供するというビジョンを共有しています。」
Publicaは毎月30億インプレッション以上の広告をCTVに配信しています。Publicaの買収によって、IASには数十年にわたって業界をけん引する動画およびCTV広告製品を構築しながら世界最大級のパブリッシャーに成果をもたらしてきた経験を持つ有能なチームが加わることになります。Publicaの共同創業者兼CEOのベン・アンティアはIASのCEOであるリサ・アッツシュナイダー(Lisa Utzschneider)の直属となります。PublicaのブランドはIASの製品ポートフォリオの1つとなります。
契約条件および財務上の影響
契約条件に従い、IASはPublicaを総額2億2,000万ドルで取得し、このうち約75%を現金、約25%をIAS株式で支払います。この買収によって予想される財務見通しへの影響については、8月12日の2021年第2四半期決算発表の際に説明を行う予定です。
Integral Ad Science (IAS)について
Integral Ad Science (IAS) は、デジタルメディアクオリティのグローバルリーダーです。すべてのインプレッションを意味あるものにするために、広告が安全で適切な環境で、確実に本物の人間によって閲覧されることを保証し、コンテキストターゲティングを有効にしてサプライパスの最適化を推進します。IASの使命は、実用的なリアルタイムシグナルとインサイトを備えたデータドリブンなテクノロジーを通じて、世界中の一流ブランド、パブリッシャー、そしてプラットフォームにデジタルメディア品質における信頼性と透明性のグローバルなベンチマークを提供することです。2009年に設立され、本社をニューヨークに置くIASは、世界中の何千もの有力な広告主やプレミアムパブリッシャーと連携しています。詳細についてはIASの公式ウェブサイト integralads.com をご覧ください。
Publicaについて
PublicaはコネクテッドTV(CTV)広告プラットフォームのリーディング企業として、放送事業者、TVメーカー、OTTアプリなど世界の多数の大手事業者と提携しています。Publicaは本社をカリフォルニア州パロアルトに置き、ユニファイドオークション、アドポッド管理、オーディエンス管理、サーバーサイド広告挿入(SSAI)等の主要ソリューションを通じ、CTVインベントリ全体で収益を最大化できるソリューションをパブリッシャーに提供しています。Publicaは月間30億インプレッション以上の広告をCTVに配信しており、Crunchyroll、E. W. Scripps、Fox、IGN、MLB、Philo、Samsung、 ViacomCBS、XUMOを始めとする一流ブランドのために質の高い広告体験を提供しています。詳細については https://getpublica.com/ をご覧ください。
将来の見通しに関する記述
本プレスリリースには「将来の見通しに関する記述」が含まれています。将来の見通しに関する記述には、この買収によってIASの製品・サービスや事業、2021年以降のIASの業績およびPublicaの業績にもたらされることが期待される利点や利益、に関する記述が含まれます。将来の見通しに関する記述は既知および未知のリスクおよび不確実性を伴い、その多くはIASがコントロールできないものである可能性があります。本プレスリリースに掲載されている将来の見通しに関する情報は、将来のできごとを保証するものではなく、実際のできごとは、本プレスリリースに含まれる将来の見通しに関する情報に記載または示唆されている内容と大きく異なる可能性があります。また、将来の見通しに関する記述は、一般的に、「かも知れない」「予定する」「求める」「するだろう」「期待する」「意図する」「推測する」「予測する」「信じる」「継続する」といった将来の見通しに関して用いられる言葉やこれらを否定する言葉、およびこれらに類似する言葉によって特定することができます。ここで提供される将来の見通しに関する情報はすべて本プレスリリースの日付時点で作成されたものであって、IASは前提条件の変更や予期せぬできごとの発生などを反映して、将来の見通しに関する情報を更新または修正する義務を負うものではありません。
関連リンク
●Integral Ad Science Japan 株式会社
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