ニュース・WEB広告・ツール・事例・ノウハウまで
デジタルマーケティングの今を届けるWEBメディア

youtube
feed

IAS、ブランドセーフティ、ビューアビリティ、アドフラウドの最新ベンチマークを含む「メディアクオリティ レポート 2019年下半期版」を発表

時計2020.04.01

更新2020.04.01

IAS メディアクオリティ レポート 2019年下半期版

日本のブランドリスクは横ばいで推移するものの、ビューアビリティとアドフラウド率は再び世界最低レベルに
インターネット広告の品質検証と効率化のためのアドベリフィケーション・ソリューションを提供するIntegral Ad Science(本社:米国ニューヨーク、CEO:リサ・アッツシュナイダー / 日本オフィス:東京都千代田区、マネージングダイレクター:藤中太郎、以下 IAS)は、2020年4月1日、世界主要10か国のビューアビリティ(デジタル広告が視認可能な状態で配信されること)、アドフラウド(ボットなどによって水増しされた不正な広告トラフィック)、ブランドセーフティ(デジタル広告によってブランドが毀損されるリスクがないこと)のベンチマークを含む最新の調査レポート「メディアクオリティレポート2019年下半期版」を発表しました。

調査結果

最新のメディアクオリティレポートでは、世界的なビューアビリティの向上が達成されたものの、日本はビューアビリティ、アドフラウドともに世界最下位を記録しました。アドフラウド率はグローバルの2倍以上、ビューアビリティはグローバルと10ポイント以上差がついての最下位でした。
日本では昨年11月に日本アドバタイザーズ協会(JAA)が「デジタル広告の課題に対するアドバタイザー宣言」を発表、続いてJAA、日本広告業協会(JAAA)、日本インタラクティブ広告協会(JIAA)の3団体が共同で新しい広告取引の基準と、それを監査・認証する仕組み「JICDAQ」の立ち上げを発表しました。これにより、デジタル広告とメディア品質の透明性向上を実現するアドベリフィケーション(デジタル広告の計測と不正排除のためのテクノロジー)の認知は高まりましたが、最新のベンチマークは、日本における取組にはまだ大きな改善の余地があることを示しています。
IASは、主要な業界関係者とのパートナーシップを強化し、データとソリューションを通じてデジタル広告の透明性向上に貢献してまいります。
>> 2019年下半期 メディアクオリティレポート ダウンロード:http://integr.al/2X0PUnw
IAS メディアクオリティ レポート 2019年下半期版
※いずれもデスクトップ ディスプレイの数値。アドフラウド / 不正インプレッションの日本の数値は最適化数値、グローバル数値は非最適化数値

■ 調査結果の主なポイント

1.グローバルのビューアビリティは71.0%(注1)でふたたび過去最高値を更新、日本は58%で最下位

グローバルのビューアビリティは、すべてのデバイスとフォーマットで過去最高値を更新しました。日本も過去最高水準を達成しましたが、グローバルと比較すると10ポイント以上低く(注2)、全デバイスとフォーマットで対象10か国中最下位でした。また、モバイルアプリ ディスプレイで日本(66.4%)とニュージーランド(62.2%)が新たに計測対象に追加されました。

2.日本のブランドリスクは安定的に横ばい、一方、一つの指標だけに注力することの弊害が浮き彫りに

日本のブランドリスクは、デスクトップ ディスプレイで3.2%(前年同期2.8%)、モバイルウェブ ディスプレイで5.7%(前年同期6.2%)と大きな変化は見られませんでした。対象国の中で中間あたりに位置し、突出して良くも悪くもありませんが、2019年上半期から続く傾向として、ブランドセーフティのみを重視して対策した結果、その他の指標が悪化する事象がより鮮明となりました。

3.日本のアドフラウド率の高さとビューアビリティの低さが突出、世界最低レベルに

日本のアドフラウドは2.6%で、グローバル指標に対し2倍以上の高いフラウド率を記録し、全デバイスとフォーマットで対象国中最下位でした。ビューアビリティも改善傾向がみられるものの、ほぼすべてのデバイスとフォーマットで対象国中もっとも低い数値でした。
注1:デスクトップ ディスプレイにおいて。以後、特に断りがない限り同環境における数値を示します。
注2:デスクトップ ディスプレイとモバイルウェブ ディスプレイにおいて

■ メディアクオリティレポートについて

IASは毎日1兆を超えるメディア指標を測定し、メディア品質の変化をリアルタイムで検出しています。毎年2回発表しているメディアクオリティレポートは、この膨大なデータベースを活用して、デジタル広告に携わるすべての方にとって有用なデータを提供することを目指しています。ビューアビリティ、ブランドセーフティ、アドフラウド/不正インプレッション等、アドベリフィケーションの基礎指標のベンチマークとしてお役立てください。

調査期間 2019年下半期(7月~12月)
対象国 アメリカ、カナダ、イギリス、フランス、ドイツ、スペイン、イタリア、オーストラリア、ニュージーランド、日本(全10か国)
調査対象 メディア品質指標(全4指標):
ビューアビリティ、ブランドセーフティ、アドフラウド、タイムインビュー対象デバイスとフォーマット(全5種):デスクトップ ディスプレイ、デスクトップ 動画、モバイルウェブ ディスプレイ、モバイルウェブ 動画、モバイルアプリ ディスプレイ

【IASについて】

www.integralads.com/jp/
Integral Ad Science (インテグラル アド サイエンス、IAS) は、洗練されたテクノロジーで高品質な広告メディア環境の実現をサポートするアドベリフィケーションのグローバルリーダーです。IASは、広告主とパブリッシャーの皆様の広告予算を広告不正やブランド棄損のリスクから守ると同時に、消費者のアテンションを獲得し、ビジネスのゴールを達成するために必要なインサイトとテクノロジーを提供しています。
IASは2009年に創業、米国ニューヨークに本社を構え、13か国・18都市で事業を展開しており、世界トップレベルのソフトウェア企業とともにVista Equity Partnersのポートフォリオに名を連ねています。
Integral Ad Science, Inc.
代表者  :リサ・アッツシュナイダーCEO
所在地  :95 Morton Street, 8th floor, New York, NY 10014
事業内容 :デジタル広告の検証・不正対策・最適化のためのデータとソリューションの開発と提供
Integral Ad Science Japan 株式会社
所在地 :〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-1-2 日比谷三井タワー12F
代表 :藤中太郎(マネージングダイレクター)
開設 :2015年7月

関連リンク

Integral Ad Science Japan株式会社
IASが、ブランドセーフティ、ビューアビリティ、アドフラウドの最新ベンチマークを含む「メディアクオリティ レポート 2019年下半期版」を発表!

当ウェブサイトでは、サイトの利便性向上を目的に、クッキーを使用しております。
詳細はプライバシーポリシーをご覧ください。また、サイト利用を継続することにより、クッキーの使用に同意するものとします。
同意する