ホットリンク、Morning Laboとの業務提携により女性向きコンテンツの制作を開始
2020.02.14
2020.02.14
SNSマーケティング支援サービスのラインナップ拡充へ
SNS マーケティング支援サービスを提供する株式会社ホットリンク(本社:東京都千代田区、証券コード:3680、代表取締役会長:内山幸樹、以下 ホットリンク)は、女性向きマーケティングやコンテンツプロデュース事業を展開する株式会社Morning Labo(本社:東京都世田谷区、代表取締役:中村朝紗子、以下 Morning Labo)と業務提携を締結し、共感とファン作りに貢献する女性向きコンテンツ開発サービス「GIRLS CONTENTS LABEL」を 2020 年 2 月 14 日より、提供開始することをお知らせします。
目次
【GIRLS CONTENTS LABELについて】
業務提携の背景
ホットリンクは、「SNSマーケティングにスタンダードを創る」をビジョンに、SNS時代の購買行動プロセス「ULSSAS(読み:ウルサス)※1」を提唱するとともに、UGC(ユーザー発信のクチコミ)を起点とした情報伝搬の活用により売上に寄与するSNSマーケティング支援を行っています。Morning Laboは、等身大の女性プロデューサー陣によるコンテンツの企画開発・プロデュースを手がけるクリエイティブエージェンシーです。
この度の業務提携によって、データ・ドリブンなSNSマーケティングを得意とするホットリンクによる戦略設計と、Morning Laboによる女性インサイトを反映させたコンテンツ開発のコラボレーションにより、一過性のバズ企画ではなく、ブランドの成長に繋がるサポートを実現し、「GIRLS CONTENTS LABEL」として、SNSコンテンツを通じた共感、ファン作りに貢献していきます。
※1 ULSSAS・・・UGC(ユーザー発信のクチコミ)→Like(いいね)→Search1(SNSでの検索)→ Search2(検索エンジンでの検索)→Action→Spread(拡散)という一連のユーザー行動を表したもの。ホットリンクは、企業のTwitterマーケティング支援を通して、UGCを起点に拡散されるアカウント基盤を構築し、ULSSASが回っていく状態を作り上げることができると、『売上アップ』『事業の成果につながる』『再現性がある』ことを検証しています。
【 GIRLS CONTENTS LABELの特徴】
1. 複雑化する女性インサイトに正しくピントを合わせた、等身大のコンテンツ開発
ライフスタイルや嗜好の細分化が進む時代、「女の子だからピンク」「女性ならハート」といった想像や固定概念で作られたコンテンツでは、女性の心を動かすことはできません。「GIRLS CONTENTS LABEL」ではユーザーと身近な存在である女性プロデューサー陣が、複雑化する女性インサイトに正しくピントを合わせ、ユーザー特有の悩みや感性に寄り添うコンテンツを提案します。
2. 目指すのは、一時的なバズではなく、本質的なユーザーコミュニケーション
プレゼントキャンペーンやインフルエンサーの影響力だけに頼っていると、一時的なバズで目先の数値を上げることはできても、本質的なブランド成長に繋げられることができないことが多々あります。私たちはコンテンツからの共感をフックに、その後もユーザーとの繋がりを深めていける、本質的なエンゲージメントを生むことをゴールに掲げます。
3. データ分析技術で課題を正しく特定、ワンストップでコンテンツを開発
ホットリンクが保持するソーシャルビッグデータと独自のデータ解析技術を用い、課題を正しく特定。必要なソリューションに合わせて、Morning Laboが得意とするビジュアル撮影やコピー開発、デザインなどのクリエイティブパーツを組み合わせ、最適な施策を提案します。制作もレーベル内で一貫して手がけることにより、質の高いコンテンツを生み出すことが可能となります。
【SNSコンテンツにおける女性の消費インサイトを読み解く、3つのキーワード】
レーベルディレクター・中村より、SNSコンテンツにおける女性の消費インサイトを読み解く3つのキーワードをご紹介します。
1. 「マネしたい」よりも「参考になる」情報が重宝されるワケ
SNSを通じた女性の消費インサイトは、「マネ」から「参考」へと変わってきています。大きなメディアが示した同一のお手本をみんなで「マネ」る時代は終わり、悩みのジャンルごとに複数のサンプルを「参考」にしながら、自分らしさを追求する消費スタイルが主流になってきました。
背景には、ハッシュタグカルチャーが大きく影響しています。テレビや雑誌からの情報を待つのではなく、SNSの検索窓から情報を取りに行けるようになると、多くのサンプルに触れられるようになりました。同時に女性たちが抱く理想や価値観の細分化も進み、それに応えるようにハッシュタグも急増。必要な情報をタグ検索し、取捨選択しながら、「私らしさ」をカスタマイズするといった、新しい消費スタイルが生まれました。
また、最近ではユーザーの「信頼嗅覚」も鋭くなっています。情報を探すにとどまらず、発信元のメディアやアカウントが信頼できるかを検証したり、レビューサイトでのネガティブチェックを行うなど、認知と購買の間にも、新たなステップが出てきています。
そのため、ブランドにいま求められるのは、憧れとなるお手本を描き「マネ」を誘う単純なコンテンツではなく、複雑化するインサイトの中で、誰かどんな「参考」としてブランドや商品を選んでくれるのか、検索・検証・参考それぞれのフェーズを意識した綿密なコンテンツ設計・開発なのです。
2. テキスト作成は「俺ここすごい!」より「私どう変わる?」視点を
テキストは、ほとんどのSNSコンテンツに欠かせない要素ですが、企業アカウントがハマりがちな落とし穴があります。それは「俺ここすごい!」と、ブランドの魅力やこだわりを一方的に語るだけのメッセージになってしまうことです。
ブランドのファンならまだしも、まだ振り向いてもいない相手に自己主張を続けても、ユーザーの関心を得ることはできません。大切なのは、ユーザーの感情や悩みを想定し、そこに寄り添う提案として、商品の魅力を届けること。つまり、主語をブランドではなくユーザーに置き換え、「私どう変わる?」をテーマにテキストを作ることです。
コンテンツの中に、「私どう変わる?」の変化イメージを取り入れると、コンテンツには”生活のシズル感”が出てきます。企業の主張を聞かされているのとは違い、ユーザーが前向きな興味を持ってくれるようになるのです。
3. 「共感適正」を見誤ると、良いコンテンツも伸びない
SNSにおける「共感」の大切さは、多くのところで語られています。しかし一言で「共感」といっても、実際には「共感」のタイプは様々あります。この図は、SNSアカウントにおける「共感スイッチ」を、大きく4つに分類したマップです。
横軸は自分にとっての親近感の遠近を表し、縦軸は上にいくほどテキスト要素が強いもの、下にいくほどビジュアル要素が強いものと分かれています。
ここで大切なのは、属性によって共感スイッチは大きく異なることです。ブランドの”共感適正”を見誤ったままコミュニケーションを続けてしまうと、「良いコンテンツでも伸びない」ということが起こりえます。
たとえば、右上の「ストーリーテラー属」を例に考えてみましょう。この属性は、ユーザーにとって近距離×テキスト要素が強いのが特徴です。具体的には、物語性あるコンテンツにファンが集まる、思いを持ったD2Cブランドや個人商店などが当てはまります。しかし、この「ストーリーテラー族」が、遠距離×ビジュアル要素の強い「ありのまま族」と同じ方法で戦ってしまうと、どうなるでしょうか。スーパースターやハイブランドのような、圧倒的世界観・ビジュアル力に張り合おうとしても、本来の魅力を伝えきれないまま燃え尽きてしまうかもしれません。
つまり、コンテンツ設計に取り掛かる前に、ブランドや商品がもつ”共感適正”を正しく見極めることが何よりも重要になります。予算や労力をかけたコンテンツにも関わらず、なぜか思うように伸びない場合、共感適正のポディショニングが間違っている可能性が高いです。同じように「インスタグラムを始めれば売れる」「 Twitterの投稿数を上げれば良い」など、すべてのブランドに共通する正解もありません。まずは自分のブランドや商品の共感適正を客観的に見つめることから、すべてのコンテンツ設計はスタートします。
【GIRLS CONTENTS LABEL メインプロデューサー紹介】
上述のようなインサイト解説を得意とし、コンテンツ制作をこよなく愛する、Morning Labo社のプロデューサー陣をご紹介します。
これまでの詳しい事例は、下記よりご確認いただけます。
WORKS:https://morninglabo.com/work/
関連リンク
●株式会社ホットリンク
●株式会社Morning Labo
●Morning Laboとの業務提携により女性向きコンテンツの制作を開始