イオレ、日本初の運用型求人広告プラットフォーム「HR Ads Platform」リリース
2020.10.13
2020.10.13
目次
~運用型広告を用いた独自の技術で求人広告領域に革新を~
株式会社イオレ(本社:東京都港区、代表取締役社長:小川 誠、以下イオレ)は、2020年10月12日(月)より日本初の運用型求人広告プラットフォーム「HR Ads Platform(HRアドプラットフォーム)」(特許出願中)をリリースしました。求人企業とより多くの求人メディアを繋げることで、コストパフォーマンスに優れた求人広告掲載と求職者への幅広いリーチを可能にし、求人広告領域の革新的な変化を牽引します。
日本初のプラットフォーム「HR Ads Platform」とは
2020年に世界各地で流行し社会経済に影響を及ぼした新型コロナウイルスは、日本の求人業界にも大きな打撃を与えました。2020年8月の求人広告掲載件数は707,275件、前年同月比 -46.8%と大きく下回り(※1)、同じく8月の有効求人倍率は1.04倍と、昨年同月に比べ0.55pt低下しています。(※2) また、日本における求人メディアの広告は、求人メディアが定められた期間の広告枠を販売し、契約期間において求人広告が掲載される予約型求人が一般的でしたが、こちらも新型コロナウイルスの流行によってテレワークやオンライン商談が浸透し、それに伴って従来の営業手法が取りづらくなっているという課題があります。このような情勢から、多くの求人企業や求人メディアがこれからのwithコロナ時代を乗り越えるための新たな広告手法を求めています。「HR Ads Platform」はこれらの求人広告業界の課題を受けながら開発された“日本初”の運用型求人広告プラットフォームです。
『運用型広告』はリアルタイムで入札額や広告素材などの変動・改善しながら出稿する広告手法です。予算上限や配信期間などをコントロールし広告対象ターゲットの属性を絞り込んで表示させるなど運用によって広告効果を高めることができる利点から、Yahoo! やGoogleの検索連動型広告、YouTubeやSNSの広告などで使われています。「HR Ads Platform」はこの運用型広告の手法を用いており、広告主である求人企業が予算上限や掲載条件などを設定して入札を行うと、独自に開発したアルゴリズムによって連携している複数の求人メディアの中から適切な掲載先・掲載順位・タイミングを自動で選定し、各求人メディアの検索結果の仕様に合わせた表示で求人情報が掲載されます。イオレのこれまで培ってきたアドテクノロジーを駆使し、これまでの求人広告にはなかった新たなプラットフォームを実現しました。
(※1)…公益社団法人 全国求人情報協会「求人広告掲載件数等集計結果(2020年8月分)」
https://www.zenkyukyo.or.jp/outline/research/
(※2)…厚生労働省「一般職業紹介状況(令和2年8月分)について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000212893_00045.html
「HR Ads Platform」で変わる日本の求人広告形態
従来の求人広告が掲載されるまでのフローでは、求人企業が求人メディアの広告枠を買い、求人企業と求人メディアの営業担当間のやりとりで原稿が作成され、契約期間において当該求人メディアに求人広告が掲載される、という流れが一般的でした。このフローでは掲載型課金が主であるため応募数や閲覧数にかかわらず広告掲載料を支払う必要があるほか、原稿作成などの工数を経て一つの求人メディアに掲載されるため、複数の求人メディアに掲載するのであれば、その都度掲載料や原稿作成の手間が発生していました。
これからは「HR Ads Platform」を活用することで、コストパフォーマンスに優れた求人広告掲載が可能となります。フローとしては、求人企業はATS(採用管理システム)を使って広告予算の上限設定やエリア、雇用形態、職種などのターゲット属性を設定し、入札額を決定するのみとなります。求人広告は「HR Ads Platform」が連携している複数の求人メディアの中から適切な配信先メディアの広告枠と自動的にマッチングし、適切な掲載順位とタイミングで掲載されます。課金方式はCPC(クリック課金)やCPA(応募課金)といった成果型の課金方式を採用しており、さらに求人企業への請求はCPA(応募課金)であるため、求人企業は請求金額に応じた成果を必ず得ることができる完全成果型課金方式となっています。また原稿作成における工数が削減されるため、これまでよりスピーディでスムーズな求人広告掲載が叶います。
このようなフローで求人広告掲載が行われることによって、求人企業は限られた予算で多くのメディアに出稿が可能となり、成果型課金方式によって請求額に応じた応募数を得られるため採用におけるコストパフォーマンスが向上します。求人メディアは求人広告掲出における営業コスト無しで多くの企業の求人広告を自社メディアに掲載することができるため、これまでの掲載型広告に加えて新たに安定した収益源を確保することができます。また求職者においては、「HR Ads Platform」が各求人メディアに掲載する求人情報を通じて従来より多くの求人企業にリーチすることができるようになり、自身のニーズにあった求人の選択肢が増加します。
「HR Ads Platform」は求人企業、求人メディア、そして求職者といったステークホルダーを支援し、このサービスを拡大させることで求人広告領域に更なるシナジーを生み出します。
求人企業と求人メディアを繋ぐ新たなプラットフォームへ
インターネット広告は急速な成長を遂げています。2019年、国内のデジタル広告費は6年連続で2桁成長を続け、遂にはテレビメディア広告費を超えて2兆1,048億円にも上りました。(※3) 運用型広告は、日々進化を続けるインターネット広告の発展のなかで登場した広告手法のひとつです。イオレでは数年前から運用型広告事業に力を入れており、当社のサービス「らくらく連絡網」と連携パートナーが独自に保有する2,000万人以上にも及ぶユーザーデータを活用して、クライアントの課題解決に最適な広告運用を行うことができる「pinpoint DMP(※4)」も高い評価を頂いています。また「ガクバアルバイト」や「らくらくアルバイト」などの求人メディアも運営しており求人広告領域において大きなアドバンテージを持っていることから、これまでの事業で得た知見と技術を生かして「HR Ads Platform」のサービス拡大に注力してまいります。
今後のアップデートではさらに複数のメディアとの連携を予定しており、2021年には他社ATS(採用管理システム)との連携など、ユーザーや連携メディアの方々により便利なサービスをお届けするため様々な機能の実装とサービスの拡大を予定しています。今後の「HR Ads Platform」の最新情報は当社のプレスリリースやサービスサイトにてお知らせいたします。
「HR Ads Platform」の導入を検討している求人企業様、求人メディア様は下記URLにてお問合せください。
お問合せ先:https://hr-ads.jp/contact/
「HR Ads Platform」サービスサイト:https://hr-ads.jp/
資料請求はこちら:https://hr-ads.jp/document/
(※3)株式会社 電通「2019年 日本の広告費」
https://www.dentsu.co.jp/news/release/2020/0311-010027.html
(※4) DMP(Data Management Platform):サイトアクセスログや、購買データ、広告出稿データなどの様々なデータの管理と、それらを活用して企業のマーケティング活動の最適化を図るためのプラットフォーム。