サイバーエージェント、店内販促効果を最大化する電子POP管理プラットフォーム「CyberPOP」の提供を開始
2020.08.19
2020.08.19
目次
~POPのデジタル化で日販向上・食品ロス削減を実現~
株式会社サイバーエージェント(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:藤田晋、東証一部上場:証券コード 4751)のAI事業本部は、小売DXセンターにおいて、店内販促効果を最大化する電子POP掲載管理プラットフォーム「CyberPOP(読み:サイバーポップ)」の提供を開始することをお知らせいたします。
店頭販促ツールとして用いられている従来のPOPは、ポスターやチラシなど紙媒体が多く、張り替えや管理作業などに工数がかかっていました。そのため来店客へのタイムリーな商品訴求ができず、販売機会の損失や食品ロスなどによって売上・利益率の最大化が難しいという課題がありました。
このような背景から、当社ではPOPのデジタル化により掲載内容のリアルタイムな運用を実現し、販促効果の最大化およびオペレーション工数の削減が可能な電子POP掲載管理プラットフォーム「CyberPOP」を開発いたしました。
■「CyberPOP」概要
「CyberPOP」を導入することで、小売店舗に設置した全ての電子POPの掲載内容をネットワーク上で管理することが可能になり、店舗スタッフがスマートフォンやタブレットなどからいつでも簡単に切り替えることができます。店舗独自のキャンペーンやタイムセールなどの告知、商品の購買や併せ買いを促す訴求など、店舗毎の来店客の属性や在庫状況も加味したタイムリーな運用によって店舗売上(日販)の向上や食品ロスの最小化に寄与します。さらに、デジタル化によりPOPの作成や設置、張り替えが不要となり、オペレーションの省人化にも繋がります。
また「CyberPOP」ではAIカメラの活用により、これまで難しかった店舗販促施策の効果検証が可能になり、顧客行動データの分析結果に基づいた運用や施策検討ができるようになります。
■提供内容の詳細
①電子POPの掲載管理(CMS)
クラウド上の管理ツールを使って簡単に電子POPの掲載管理・スケジュール設定ができます。スマートフォンやタブレットからの操作も可能なため、場所にとらわれずタイムリーなPOPの切り替えを実現し、売上向上に寄与します。
また、台数や距離に関わらずデータ遅延の少ない安定的な配信を提供します。
②オフラインでの顧客行動データ分析
電子POPに搭載されたAIカメラの画像認識技術を活用することで、商品棚前に訪れた来店客の属性を推定※し、『棚前通過人数』『視聴人数』『視聴時間』のデータを取得します。これらのデータは管理ツールで確認することができます。
③ハードウェア/ネットワーク込みでの提供
小型タイプ、大型モニター、STBなど様々な種類を取り揃えており、店舗毎に最適な電子POPをネットワーク込みで提供します。
今後も「CyberPOP」では、小売企業における店内販促のデジタル化を推進することで、店舗の売上向上やオペレーションの省人化へ貢献してまいります。
※ AIカメラにより取得した特定の個人を識別できる顔画像については、店頭や電子POPの近くなど来店者に対してわかりやすい位置に、利用目的の内容やカメラが作動中であることを掲示いたします。
■関連リンク
●株式会社サイバーエージェント
●店内販促効果を最大化する電子POP管理プラットフォーム「CyberPOP」の提供を開始 ~POPのデジタル化で日販向上・食品ロス削減を実現~