ビービット、シーケンス分析クラウドUSERGRAMに「セグメント別利用傾向分析機能」を追加
2020.04.06
2020.04.06
ユーザセグメント単位の利用傾向を定量的にも把握することが可能に
株式会社ビービット(本社:東京都千代田区、代表取締役:遠藤 直紀)は、同社が提供中のシーケンス分析クラウドUSERGRAM(ユーザグラム)に、任意のユーザ群ごとの利用傾向を可視化する「セグメント別利用傾向分析機能」を追加します。本機能は、ユーザセグメント単位でのUX企画をより強力に支援するものです。
目次
■個別ユーザ単位の行動分析だけでなく、セグメント単位の分析が可能に
ビービットが提供するUSERGRAMは、ユーザ行動データを時系列で可視化することができるサービスです。自社ユーザの行動を精緻に認識することで、ユーザそれぞれがその瞬間置かれている「状況」を定性的に捉えることが可能になります。
そのためUSERGRAMでは、これまで「個々のユーザ」にフォーカスした機能を中心に提供しており、特定の条件で絞り込んだユーザの行動を観察することで事実に基づいた仮説検証を行う、といったケースで活用されてきました。
しかしながら、個々のユーザの行動データを、より多面的な切り口で分析することで、データの有用性が高まるという考えのもと、今回、セグメント単位でユーザ群の利用傾向を定量的に把握することを目的とした「セグメント別利用傾向分析機能」を追加いたします。
■セグメント分析で広がるUSERGRAMの可能性
「セグメント別利用傾向分析機能」は、特定の条件で絞り込んだユーザ群に共通するサイト/サービスの利用傾向を分析・表示するものです。
例えば、
1.特定期間にCVしたユーザ群の、ページ閲覧傾向
2.特定経路でページ遷移を行ったユーザ群の、CV傾向
3.特定のページにランディングしたユーザ群の、イベント発生傾向
などをワンクリックで確認することが可能です。
「ある条件で絞り込まれたユーザ」の利用・行動傾向を把握することで、設定条件の妥当性・有意性を即座に検証することが可能となります。これにより、USERGRAMを活用したユーザ行動観察をより効率的かつスピーディに実施いただけるようになります。
ユーザセグメント単位での状況把握を可能にする本機能を、従来からの中心機能である「個別ユーザ分析」と並行して活用いただくことにより、定性分析に加え定量分析も加味した幅広いマーケティングニーズへの対応を実現します。
■セグメント別利用傾向分析機能の詳細
●概要
〇ユーザ検索、行動の絞り込みを行った後のユーザ一覧画面上において、「利用傾向を確認」ボタン押下 により、当該条件下のユーザセグメントにおける各種利用傾向を分析・表示
●分析可能な利用傾向種別(*契約形態によってはご利用いただけないものもあります)
〇閲覧ページ
〇入口ページ
〇流入元
〇スクリーン(モバイルアプリ)
〇イベント
〇コンバージョン
●分析対象期間
〇最大90日分
●分析結果ごとにcsvでのダウンロードが可能
※詳しい機能内容や利用方法については、直接お問い合わせください。
■今後に向けて
ビービットでは、2018年より継続してデータサイエンス分野に注力しており、本機能は、そのような活動の一環としてリリースさせていただくものです。今後ともビービットでは、膨大な行動データの有用性を高めるようなデータ解析系機能の開発を推し進めてまいります。