Adjust、「グローバルベンチマーク2.0」の最新データを追加
2020.03.11
2020.03.11
ビジネス・ファイナンスアプリはアジア・太平洋地域で継続率が高く、Eコマースアプリは世界全体で不正なインストール率が高いことが判明
グローバルに展開するB2B SaaS企業であるadjust(アジャスト)株式会社(本社:独・ベルリン、代表取締役社長 兼 共同創業者:クリスチャン・ヘンシェル、https://www.adjust.com/ja/)は、Adjustの無料ツール「グローバルベンチマーク 2.0 」(https://app-benchmarks.adjust.com/ja)に、2019年第4四半期のデータを追加しました。この最新データによると、アジア太平洋地域におけるビジネス・ファイナンスアプリのインストール1日目以降の平均継続率 (18.9%) が、他の地域と比較して最も高いことが明らかになりました。アプリの成長(https://www.adjust.com/ja/resources/ebooks/mobile-app-growth-map/)が最も早い同地域ではモバイルファイナンス(https://digital-shift.jp/flash_news/FN191121)の分野が拡大しており、アプリユーザーのロイヤリティも高く、積極的にアプリを利用する傾向があります。
● 世界規模では、ゲームアプリのエンゲージメントが最も高い
Adjustの「モバイル成長マップ」(https://www.adjust.com/ja/resources/ebooks/mobile-app-growth-map/)でも同様に、ゲームアプリをインストールした1日目以降の継続率がグローバル平均で34%と、この動向を裏付けています。最も高いロイヤリティを見せたのは北米のユーザーで、1日目の継続率は27.11%と、第4四半期の最高値を記録しました。それに続くのがヨーロッパとアジア太平洋地域のゲームアプリユーザーで、1日目の継続率はそれぞれ25.38%および25.30%と僅差の結果でした。パーソナライズ化したメッセージでユーザーエンゲージメントを継続させ、ロイヤリティを示すゲームユーザーにインセンティブを与えるなどの施策を行うことにより、今後も高い継続率を維持することができるでしょう。
● Eコマースアプリの不正なインストール率は、あらゆる地域で最も高い
Eコマースアプリの第4四半期の不正なインストール率は13.99%と、他のカテゴリーと比較して最も高いことが判明しました。これは、インストール単価 (CPI) が2.11米ドルであることから、多額の広告費が投入されていることが原因だと考えられます。Juniper Research(https://www.juniperresearch.com/press/press-releases/advertising-fraud-losses-to-reach-42-bn-2019)によると、2019年のアプリ内広告を含むデジタルアドフラウドの被害金額は、世界全体で420億米ドルに達したと推定されています。これは、2018年の金額を21%上回るものです。さらに2023年までに、不正による損失は1,000億米ドルに上ると言われています。ファイナンス市場のマーケターは、不正についてより多くの知識を身につけ、広告予算を積極的に保護して不正防止に努めることが不可欠です。
Adjustのグローバルベンチマーク2.0(https://app-benchmarks.adjust.com/ja)は、世界の5地域(ヨーロッパ、北アメリカ、中南米、アジア太平洋、アフリカ&中東)と8つのカテゴリー(エンターテインメント&ニュース、旅行、ゲーム、ソーシャル、ビジネス&ファイナンス、ユーティリティ、健康&フィットネス、Eコマース)にわたる約8,500のアプリから発生したデータを基に、モバイル広告のマーケティング効果やアドフラウドの傾向を分析できるツールです。期間、アプリカテゴリー、地域、流入元、プラットフォーム別にフィルタリングが可能です。無料で公開しており、アプリビジネスのレポート作成やキャンペーンの計画などに活用できます。