ログリー、媒体の収益向上と在庫拡大を目的としたヘッダービディングによる広告配信に対応
2022.02.02
2022.02.02
ログリー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:吉永浩和、証券コード:6579、以下、ログリー)が提供するコンテキストマッチ型ネイティブ広告プラットフォーム「LOGLY lift」(*1)において、あらゆる媒体のネイティブ広告ユニットにプログラマティック入札を行うことが可能となるヘッダービディングによる広告配信に対応いたしました。これにより、「LOGLY lift」の広告在庫を効率よく販売することができるため、さらなる広告収益向上が可能となります。
数ある広告配信手法の中でもヘッダービディングが注目されている理由
ヘッダービディングとは、媒体が設置している広告枠に対して最も高い単価の広告を出す仕組みのことです。
従来のウォーターフォールによる仕組みでは、呼び出された順番に入札されるために起こる【収益機会の損失】、接続先が増えることで発生する【表示速度の低下】、過去データに基づく予測や手動設定が必要なことから【配信管理が煩雑】という三つの課題が生じていました。
対して、ヘッダービディングは、SSP(*2)などの各ビッダーに同時に問い合わせをする仕組みのため、より平等に落札機会が与えられ、常に最も高い価格の広告を表示することができます。
このような市場の公正性から、数ある広告配信手法の中でもヘッダービディングが注目され、多くの媒体に導入されております。
「LOGLY lift」がヘッダービディングに対応することによる期待
これまで「LOGLY lift」の広告は、「LOGLY lift」が保有する配信先に設置したレコメンドウィジェットを中心に掲載されていましたが、「Prebid.js」(*3)を用いたヘッダービディングに対応することにより、あらゆる媒体のネイティブ広告ユニットにも配信機会が得られるようになります。
さらに「LOGLY lift」では、独自のコンテキスト解析技術を応用した新型配信ロジック「インテントキーワードターゲティング(https://corp.logly.co.jp/20201207/2258)」を提供しており、ヘッダービディングにおいても同様の広告配信が可能となります。
【媒体主へのメリット】
媒体は、ヘッダービディング「Prebid.js」のビッダーとして「LOGLY lift」を追加することで、既存のネイティブ広告枠に対して「LOGLY lift」の広告を配信することが可能となるため、透明性の高い広告取引によるさらなる収益向上が期待できます。
参考:https://docs.prebid.org/download.html
【広告主へのメリット】
これまでよりも平等且つより関連性の高い広告をユーザーに配信することが可能となるため、広告主にとっての新たな配信機会を創出することが期待できます。
ログリーでは、ヘッダービディング市場への参入により、広告配信機会を増やすことで、新たな収益の可能性を生み出していくと共に、今後も媒体の価値最大化を目指して参ります。
用語説明
*1 LOGLY lift:
「LOGLY lift」は、独自の自然言語処理技術と機械学習技術を用いて関連性の高い記事・広告を配信する日本初のネイティブ広告プラットフォームです。
ネイティブ広告は、デザインとユーザー体験を編集コンテンツと一致させる広告手法です。出版社や新聞社、ポータルサイトなど月間300億インプレッションを超える数多くの媒体を保有し、媒体のデザインに合わせたウィジェット内の一部からユーザー体験に合わせた広告配信を実現できることから、ブランド認知、ブランドとの親和性の高い新規顧客の獲得・育成に適しています。
独自のコンテキスト解析技術を応用した新型配信ロジック「インテントキーワードターゲティング」はじめ、今後も広告業界の情勢に合わせたプロダクトの開発・提供をしてまいります。
*2 SSP:
Supply Side Platformの略称。媒体側の広告収益を最大化するための広告プラットフォームです。
*3 Prebid.js:
オープンソースで開発されたWebサイト向けのヘッダービディングJavaScriptライブラリです。