スペース・バジル、日本初宇宙空間を活用した広告会社を設立
2019.11.13
2019.11.13
超小型衛星の実利用に向けた研究開発を行う東京大学・中須賀 真一教授が参画
宇宙空間を活用した広告事業を行う新会社 株式会社スペース・バジル(本社:東京都中央区、代表取締役社長:尼崎 勝司)が、10月31日に設立となり営業を開始いたしました。また、当社の運営には、超小型衛星の実利用に向けた研究開発を行う東京大学・中須賀 真一教授が参画いたします。
宇宙空間を活用した広告事業を行う新会社 株式会社スペース・バジル(本社:東京都中央区、代表取締役社長:尼崎 勝司)が、2019年10月31日に設立となり営業を開始いたしました。また、当社の運営には、超小型衛星の実利用に向けた研究開発を行う東京大学・中須賀 真一教授が参画いたします。
目次
1.会社設立の目的
宇宙ビジネスの全世界での市場規模は、2010年の約2,857億米ドルから、2017年には約3,835億米ドルと高成長を続けています※1。今後2030年代には約7,000億米ドル以上に達すると推定されています。一方で日本では、宇宙ビジネス全体の市場規模は約1.2兆円であり、そのうち、約9割が官需によるものとなっています。内閣府では宇宙産業ビジョン2030を掲げ、官民共同で2030年代には現日本市場規模の倍増を目指す計画の発表を行っています※2。
また、2019年1月にロシアのスタートアップ企業「StartRocket」が、小型の人工衛星であるキューブサットを宇宙区間に並べてメッセージを表示する計画の発表や、2019年5月に発表された東京大学とJAXA(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)が特別にコラボした超小型衛星「G-SATELLITE」を用いて、東京2020大会への応援メッセージを宇宙から地球へ発信する計画を発表するなど、宇宙空間を活用したマーケティング活動が活発化しています。
このような環境の中、宇宙空間を利活用した広告や広報、エンターテイメントを含むマーケティング事業を行っていくことを目的として新会社を設立し、新たな成長市場でのビジネス展開の実現を目指してまいります。
※1 出典:一般社団法人日本航空宇宙工業会発行「会報 航空と宇宙」
※2 出典:内閣府ホームページ「宇宙産業ビジョン2030について」
2.会社概要
名 称 株式会社スペース・バジル
所 在 地 東京都中央区銀座四丁目2番15号
連 絡 先 TEL:03-6228-1352 / FAX:03-6733-7870 / E-mail : info@spacebasil.co.jp
https://spacebasil.co.jp/
事業内容
(1)宇宙空間広告事業
(2)宇宙空間エンターテイメント事業
役 員
代表取締役社長 尼崎 勝司(スイート・ベイジル株式会社 代表取締役会長)
取 締 役 小松 裕介(株式会社スーツ 代表取締役)
社外取締役 平 英毅(東京市谷法律事務所 パートナー)
社外取締役 谷 鉄也(共同ピーアール株式会社 代表取締役社長)
社外取締役 山科 誠(一般財団法人日本おもちゃ図書館財団 代表理事)
監 査 役 浅利 睦男(株式会社スーツ 専務執行役員)
技術顧問(予定) 中須賀 真一(東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻教授)
株 主 尼崎 勝司、共同ピーアール株式会社、株式会社スーツ、中須賀 真一
3.事業内容
(1)宇宙空間広告事業
宇宙空間広告事業では、最先端の超小型衛星を活用して、宇宙空間を利活用した広告、広報やセールスプロモーションを行い、クライアント企業のブランディングやマーケティングを行います。
(2)宇宙空間エンターテイメント事業
宇宙空間エンターテイメント事業では、テレビ局、映画会社、レコード会社やゲーム会社など各種エンターテイメント会社と協業して、宇宙空間を利活用して映像、音楽やゲーム制作を行い、全く新しい体験をユーザーに提供いたします。
4.社名の由来
「スペース・バジル」という社名は、「“宇宙における香辛料”のような存在になりたい」という思いが由来となっています。香辛料が食料に香りや辛味を加えたり、臭みを消したりして食事を美味しくしたように、我々は広告やエンターテイメントの力を使って人類と宇宙の距離を縮め、人類にとって宇宙をより身近なものへ進化させてまいりたいと思い社名といたしました。ロゴは「宇宙へ向けて発射するロケット」とバジルの語源である「王」を表わす「王冠」をイメージしています。
5.代表取締役社長 尼崎 勝司(コメント)
スペース・バジルは、宇宙空間を利活用した、宇宙空間広告事業及び宇宙空間エンターテイメント事業の創造を目指し設立されました。昨今、世界中で宇宙ビジネスが注目され始めておりますが、人工衛星を活用したビジネスなどが中心であり、まだまだ宇宙空間そのものを活用したビジネスは乏しいのが実態です。当社では、世界における超小型衛星の第一人者である東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻教授の中須賀 真一氏を技術顧問として迎え、当該領域に先鞭をつけます。広告やエンターテイメントには、一般大衆をワクワク・熱狂させる力があります。この夢の力を使って、人類と宇宙の距離を縮め、人類にとって宇宙をより身近なものへ進化させてまいりたいと考えています。
6.東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻教授 中須賀 真一(略歴)
2004年 東京大学航空宇宙工学専攻の教授に就任
2011年 日本機械学会宇宙工学部門宇宙賞を受賞
2018年 政府主催の宇宙開発利用大賞における内閣総理大臣賞を受賞
2019年 「電波の日」総務大臣表彰を受賞
7.株式会社スペース・バジル
株式会社スペース・バジルでは、宇宙空間を利活用した新しい広告事業及びエンターテイメント事業の創造を目指しています。近年、今まで遠かった宇宙空間が、科学技術の進歩によって、急速に身近な存在になっています。私たちは、宇宙空間広告事業及び宇宙空間エンターテイメント事業を通じて、人類と宇宙をもっと身近に、人類と宇宙の距離を縮めます。