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2019.07.03
2019.07.03
ビービットが2019年3月に共著で出版した書籍「アフターデジタル - オフラインのない世界に生き残る」に書かれている通り、社会のデジタライゼーションが高度に進んだアフターデジタル時代においては、行動データの取得・活用によって顧客の「状況」を捉えた打ち手(状況ターゲティング)によって、常にUX(顧客体験)を改善することが求められます。
※状況ターゲティングのイメージ
しかし、状況ターゲティングを精緻に行うためには、個別の行動データの集計だけでは不十分であり、そのためUSERGRAMでは、ユーザ単位の時系列データ(シーケンスデータ)を加味した「シーケンス分析」への拡張を進めてきました。
今回のプロダクトアップデートは「シーケンス分析」を可能とするUIおよび機能の実装に関するものです。USERGRAMは精度の高い状況ターゲティングにより、クライアント企業のUX企画業務を一層加速することを目指します。
状況ターゲティングを行うためには、個別のデータをただ組み合わせるだけではなく、データを順序のある連続的なものとして捉え、さらに時間の概念も加味して分析することが必要です。状況とは、過去と現在、また一連の行動の流れといった時間軸の中で発生しているものだからです。
※シーケンス分析のイメージ
このような考え方を前提に、閲覧時間や行動間の経過日数といった個々のユーザ行動の時系列データ(シーケンスデータ)を加味することで、行動の緩急や特徴を浮き彫りにし、ユーザの状況を推察する分析手法が「シーケンス分析」です。
USERGRAMは、2018年より「シーケンス分析」のための諸機能の実装を行ってきました。またUIに関しても、クリエイティブディレクターに坂井直樹氏(Water Design)、UI デザインに中村勇吾氏率いる tha ltd. を起用し、段階的に刷新を進めてきました。今回のアップデートの主な内容を下記にお知らせいたします。
※USERGRAMのホーム画面
※USERGRAMの検索条件設定ウインドウ
※USERGRAMの絞り込み条件設定ウインドウ
※USERGRAMのユーザ行動一覧画面
・示唆が得られるユーザへの高速アクセス
・検索条件のラベリング機能
・初心者へのガイド・ヒント機能
・グローバルナビゲーションの刷新
・ユーザ一覧ビューにおける視認性向上などの改善
・モーダルウインドウのUI改善 等
●株式会社ビービット
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