【MMD研究所】フィーチャーフォン利用者の3Gサービス終了16.1%が「知らない」と回答 シニアのスマートフォン所有率は89.2%、フィーチャーフォンは7.0%
2022.03.10
2022.03.10
MMD研究所は、モバイル端末を所有している60歳~79歳の男女10,000人を対象に2022年2月10日~2月14日の期間で「2022年シニアの3Gサービス終了に関する実態調査」を実施いたしました。
目次
- 調査結果サマリー
- シニアのモバイル端末所有、スマートフォンは89.2%、フィーチャーフォンは7.0%2021年8月よりスマートフォンは4.4ポイント増、フィーチャーフォンは4.2ポイント減
- フィーチャーフォン利用者の3Gサービス終了16.1%が「知らない」と回答3Gサービス終了を認知した情報媒体は「ダイレクトメール」「テレビ番組」「新聞」
- 3Gサービス終了認知かつフィーチャーフォン利用者は、自分が利用している通信キャリアの3Gサービスが終了する時期を34.4%が知らない、知っている人の誤回答率は33.9%
- 3Gサービス終了認知かつフィーチャーフォン利用者で、3Gサービスが終了することで使用できないものがある事を知らないと回答した人は38.6%知っている人の誤回答項目の上位は「電話が使える」「メールが使える」「ワンセグが使える」
- フィーチャーフォンメイン利用者の35.3%が「時期は決めていないが検討している」スマートフォンに機種変更する上で不安に思う事の上位が「月額料金」「端末料金」「慣れるまでに時間がかかりそう」
- 関連リンク
調査結果サマリー
■ シニアのモバイル端末所有、スマートフォンは89.2%、フィーチャーフォンは7.0%
2021年8月よりスマートフォンは4.4ポイント増、フィーチャーフォンは4.2ポイント減
■ フィーチャーフォン利用者の3Gサービス終了16.1%が「知らない」と回答
3Gサービス終了を認知した情報媒体は「ダイレクトメール」「テレビ番組」「新聞」
■ 3Gサービス終了認知かつフィーチャーフォン利用者は、自分が利用している通信キャリアの3Gサービスが終了する時期を34.4%が知らない、知っている人の誤回答率は33.9%
■ 3Gサービス終了認知かつフィーチャーフォン利用者で、3Gサービスが終了することで使用できないものがある事を知らないと回答した人は38.6%
知っている人の誤回答項目の上位は「電話が使える」「メールが使える」「ワンセグが使える」
■ フィーチャーフォンメイン利用者の35.3%が「時期は決めていないが検討している」
スマートフォンに機種変更する上で不安に思う事の上位が「月額料金」「端末料金」「慣れるまでに時間がかかりそう」
シニアのモバイル端末所有、スマートフォンは89.2%、フィーチャーフォンは7.0%
2021年8月よりスマートフォンは4.4ポイント増、フィーチャーフォンは4.2ポイント減
モバイル端末を所有している60歳~79歳の男女10,000人を対象に、現在メインで利用しているモバイル端末を聞いたところ、「スマートフォン」が89.2%、「フィーチャーフォン」が7.0%、「ガラホ」が3.8%となった。
2021年8月と比較するとスマートフォンの所有率は4.4ポイント増、フィーチャーフォンは4.2ポイント減となった。
年代別で見ると、60代(n=5,534)のモバイル端末の所有の内訳は「スマートフォン」が91.4%、フィーチャーフォンが5.5%、「ガラホ」が3.0%となり、70代(n=4,466)は「スマートフォン」が86.4%、「フィーチャーフォン」が8.8%、「ガラホ」が4.8%となり、70代のスマートフォン所有率が60代と比較すると5.0ポイント低いことがわかった。
フィーチャーフォン利用者の3Gサービス終了16.1%が「知らない」と回答
3Gサービス終了を認知した情報媒体は「ダイレクトメール」「テレビ番組」「新聞」
通信キャリアを契約してフィーチャーフォンをメイン利用している694人を対象に、3Gサービスが終了することを知っているか聞いたところ、「知っている」が83.9%、「知らない」が16.1%となった。
2021年8月と比較すると、「知らない」が10.0ポイント減り、自分が利用している通信キャリアの3Gサービスが終了することを知っていると回答した人が増えたことがわかった。
3Gサービスが終了することを知っていて3キャリアの通信キャリアで契約しているフィーチャーフォンメイン利用者581人を対象に、3Gサービスが終了する事を知ったきっかけを聞いたところ、「ダイレクトメール(家に届いた携帯会社からの通知など)」が41.0%と最も多く、次いで「テレビ番組」が17.2%、「新聞」が14.6%となった。
3Gサービス終了認知かつフィーチャーフォン利用者は、自分が利用している通信キャリアの3Gサービスが終了する時期を34.4%が知らない、知っている人の誤回答率は33.9%
3Gサービスが終了することを知っていて3キャリアの通信キャリアで契約しているフィーチャーフォンメイン利用者581人を対象に、自分が利用している通信キャリアの3Gサービスが終了する時期を知っているか聞いたところ、「知っている」が65.6%、「知らない」が34.4%となった。
次に、3Gサービスが終了する年を知っていると回答した3キャリア契約者381人を対象に、終了する年を聞いたところ、「正解」は66.1%、「不正解」は33.9%となった。
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※3キャリアの3Gサービス終了時期
2022年3月末:KDDI
2024年1月下旬:ソフトバンク
2026年3月末:NTTドコモ
3Gサービス終了認知かつフィーチャーフォン利用者で、3Gサービスが終了することで使用できないものがある事を知らないと回答した人は38.6%
知っている人の誤回答項目の上位は「電話が使える」「メールが使える」「ワンセグが使える」
3Gサービスが終了することを知っていて3キャリアの通信キャリアで契約しているフィーチャーフォンメイン利用者581人を対象に、3Gサービスが終了することで使用できる・使用できないものがあることを知っているか聞いたところ、「知っている」が61.4%、「知らない」が38.6%となった。
次に、3Gサービスが終了することで使用できる・使用できないものを知っている357人を対象に、使える・使えない項目を聞いたところ、「正解」は79.6%、「不正解」は20.4%となり、不正解者73人の誤回答項目を聞くと(複数回答可)、「電話が使える」が83.6%と最も多く、次に「メールが使える」が45.2%、「ワンセグが使える」が17.8%となった。
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フィーチャーフォンメイン利用者の35.3%が「時期は決めていないが検討している」
スマートフォンに機種変更する上で不安に思う事の上位が「月額料金」「端末料金」「慣れるまでに時間がかかりそう」
3Gサービスが終了することを知っていて3キャリアの通信キャリアで契約しているフィーチャーフォンメイン利用者581人を対象に、乗り換え意向時期を聞いたところ、「時期は決めていないが検討している」が35.3%と最も多く、次いで「検討するかどうか具体的にはまだ決めていない」が24.6%、「スマートフォンへの乗り換えは検討していない(ガラホ 4G LTEケータイへの乗り換えを検討している)」が21.5%となった。
フィーチャーフォンメイン利用で乗り換え時期は決めていないが検討していると回答した233人を対象に、スマートフォンに機種変更する上で不安に思う事を聞いたところ(複数回答可)、「月額料金が高そう」が51.9%と最も多く、次いで「端末代が高そう」が40.8%、「慣れるまでに時間がかかりそう」が38.2%となった。
フィーチャーフォンをメイン利用している694人を対象に、3Gサービスの終了により現在メイン利用しているフィーチャーフォンが利用できなくなったら困るかを聞いたところ、「とても困る」が26.7%、「どちらかというと困る」が40.1%とあわせて66.8%が困ると回答していることがわかった。
続いて、予備調査からスマートフォンへ乗り換えを検討しているフィーチャーフォン利用者を抽出し、フィーチャーフォンが利用できなくなったら困ると回答した239人を対象に、生活で困ると思うことフリー回答で聞いているため、一部抜粋して紹介する。
「電話・メールが出来なくなる(63歳・男性)」
「買い替えや新しい機種に慣れるまでが面倒(61歳・女性)」
「基本料が高くなる(60歳・男性)」
「スマートフォンの使い方が難しそう(63歳・女性)」
「とにかく電話ができなくなること(72歳・男性)」
「誰に聞けばいいかわからない(63歳・女性)」
「日々使い慣れた道具が使えなくなり、新しい道具になれるのに四苦八苦しそう。(63歳・女性)」
「買い替えや新しい機種に慣れるまでが面倒(61歳・女性)」
「メールがすらすら打てない(71歳・女性)」
「スマホになれるまでが大変だと思う(75歳・女性)」
※本調査レポートは小数点以下任意の桁を四捨五入して表記しているため、積み上げ計算すると誤差がでる場合があります。
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調査のローデータ販売
・ 販売商品:2022年シニアの3Gサービス終了に関する実態調査
・ 納品形式:GT表、調査票、ローデータ(Excel)
・ 販売金額:220,000円(税込)
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関連リンク
●MMD研究所(モバイルマーケティングデータ研究所)
●MMD研究所 プレスリリース
●フィーチャーフォン利用者の3Gサービス終了16.1%が「知らない」と回答 シニアのスマートフォン所有率は89.2%、フィーチャーフォンは7.0%