ニールセン、デジタルコンテンツ視聴率のMonthly Totalレポートによるトータルデジタル視聴者数上位10サービスを発表
2021.09.22
2021.09.22
-トータルデジタルでの月間視聴者数はYahoo Japanが最も多く8,592万人
– 視聴者数Top5の年代別リーチは18-34歳ではGoogleのリーチが最も高く、35歳以上ではYahoo Japanのリーチが最も高い
– GRPではYouTubeが最も高く、YouTube Japan公式チャンネルにおいては、「UUUM NETWORK」が最も高い
ニールセン デジタル株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 宮本淳)は、ニールセン デジタルコンテンツ視聴率(Nielsen Digital Content Ratings)のMonthly Totalレポートをもとに、トータルデジタル視聴者数上位10サービスの視聴状況を発表しました。
調査結果
2021年7月のMonthly Totalレポートによると、PCとモバイルの重複を除いたトータルデジタルで最も視聴者数が多かったのはYahoo Japanで、8,592万人が月にひとり平均303回利用し、GRPは20,906%となっていました。利用者数ではGoogleが次いでいます。一方、GRPではYouTubeが6,940万人が月にひとり平均717回利用し40,043%で最も高くなっていました(図表1)。
次に視聴者数Top 5サービスのリーチを年代別に見ると、18-34歳ではGoogleのリーチが95.5%で最も高く、35-49歳と50歳以上ではYahoo Japanのリーチが92.9%と63.6%でいずれも最も高くなっていました(図表2)。
最後に、YouTubeに絞ってYouTube上の公式チャンネルの利用状況を見ると、「UUUM NETWORK」のGRPが1,624%で最も高くなっていました。次いで「Universal Music Group」を始めとするエンターテイメントや音楽サービスの公式チャンネルのGRPが上位にランクインしていました(図表3)。
コロナ禍で外出制限の長期化によって消費者のオンライン上でのメディア消費が増加してきたため、デジタルメディアは、ブランドが消費者とコミュニケーションをとるための場所としてより重要になっているでしょう。前述のように利用者層や利用状況によってサービスごとの特徴が異なり、また、同じ媒体の中でもチャンネルによって利用状況が異なります。ブランド担当者はターゲットや目的に応じて、それぞれのサービスの特徴、強みを細かい粒度で把握した上でメディアプランを立てていくことが重要です。
ニールセン デジタルコンテンツ視聴率(Nielsen Digital Content Ratings )について
ニールセン デジタルコンテンツ視聴率は、デジタル媒体の全てのコンテンツを、PC、モバイル、タブレット、およびOTTなどの全てのデバイスを横断して計測し、デジタルコンテンツ全体の視聴者のメディア接触と消費量を包括的に把握することを可能にします。媒体社はこのサービスを使うことで、デジタルメディアの消費状況全体を把握でき、広告販売における透明性のあるデータの開示や競争力のある広告メニューの開発をおこなえます。広告主、広告会社は日本のデジタルメディアの視聴状況を性別、年齢層別に把握することが可能で広告購入における適切な予算配分計画をおこなえます。日次データは3日後にはオンラインのインターフェイス上に表示され、顧客企業はデジタルメディアの利用状況をいち早く知ることができます。サービスの詳細は、ウェブサイトでもご覧いただけます。
https://www.netratings.co.jp/solution/dcr.html
関連リンク
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