ベクトル、セキュリティ意識向上トレーニングサービス「情報漏えい防ぐくん」提供開始
2021.04.06
2021.04.06
株式会社ベクトル(本社:東京都港区、代表取締役:長谷川創、東証一部:6058、以下ベクトル)の子会社で、サイバーセキュリティ領域のコンサルティング等を行う株式会社サイバーセキュリティバンク(本社:東京都港区、代表取締役:森 翔太、以下サイバーセキュリティバンク)は、従業員のセキュリティ意識向上のためのトレーニングサービス「情報漏えい防ぐくん」の提供を開始いたします。
■提供の背景
近年、サイバー攻撃による企業や組織からの情報漏洩が大きな社会問題となっています。またコロナ禍の影響より、リモートワークを導入する企業が増え、自宅などの情報セキュリティ対策が脆弱な環境からIT機器を利用して業務を行う機会が増えたことから、サイバー攻撃およびコンピュータウイルス感染による企業情報漏洩等のリスクはますます高まっています。主に電子メールを活用したサイバーテロは2020年以降急増しており、2019年の5.5万件に対し、2020年には約23万件と、1年間で約4倍(※1)に増加しています。
※1 フィッシング対策協議会 2019/12・2020/12 フィッシング報告状況
特に2019年以降、世界中で猛威をふるったコンピュータウイルス「Emotet(エモテット)」は、多くの企業・団体に被害をもたらしています。このような電子メールを起点としたサイバーテロ及びコンピュータウイルスの増加によって情報漏洩件数も増加していますが、実は人的ミスに起因するものが全体の約70%(※2)を占めています。今後、すべての企業はシステム上での対策だけでなく、サイバー攻撃及びコンピュータウイルス感染に対する従業員の危機管理意識を高め、被害を事前に防ぐための対策が必要不可欠になってきています。
※2 NPO日本ネットワークセキュリティ協会 2018年情報セキュリティインシデントに関する調査結果
人が情報漏洩リスクを事前に察知できる環境を構築し、人的ミスに起因する被害を抑制するため、サイバーセキュリティバンクは、従業員のセキュリティ意識向上のためのトレーニングサービス「情報漏えい防ぐくん」の提供を開始いたします。このサービスでは、顧客企業の状況に合わせて作成した仮想フィッシングメールを従業員に送信するサイバー攻撃類似体験を定期的に実施。その類似体験時の従業員一人ひとりの対処状況のデータを集積/分析、レポーティングします。この取組みよって、自社のサイバー攻撃、コンピュータウィルス感染に対するリスクを可視化するほか、従業員のセキュリティ意識の向上を図ります。またベクトルグループのコンテンツ制作のノウハウを活かし、危機感を醸成し記憶に残る教育コンテンツを提供することで、サイバーリテラシーの向上を促進いたします。
ベクトルグループは、サイバーセキュリティバンクの事業展開によって、企業のサイバーセキュリティ対策支援領域をさらに拡張し、企業のリスクマネジメントにおけるコンサルティング範囲をさらに拡大してまいります。また、リモートワークの定着化に伴い、どこで仕事をしていても一人ひとりの個性と専門性が大いにエンパワメントされ、部署間そして企業間の垣根を超えた連携・共創が生まれ、働き方や暮らし方に一人ひとりの個の力が大いに発揮されやすい社会の実現に貢献してまいります。
■サービス概要
企業がセキュリティ対策を講じる上で欠かすことのできない、従業員向けセキュリティ意識向上のためのトレーニングサービスです。
【サービス名】
情報漏えい防ぐくん
【サービス内容】
・サイバー攻撃の疑似体験
オリジナルのメールフォーマットを作成し、仮想フィッシングメールを従業員に送信。従業員の対処状況を可視化します。
・レポーティング
疑似体験データを集計/分析し、従業員のセキュリティ対策状況をレポーティングします。
・教育コンテンツの提供
サイバーセキュリティリテラシー向上を目的とし、危機感を煽ることに重点を置いた記憶に残る教育コンテンツを提供します。
【利用価格】
100名まで:月額30,000円
101名〜200名:月額56,000円
201名以上:お問い合わせください
【サービス紹介ページ】
https://www.fusegu-kun.com
■関連リンク
●株式会社ベクトル
●株式会社サイバーセキュリティバンク
●セキュリティ意識向上トレーニングサービス「情報漏えい防ぐくん」提供開始