電通デジタル、デジタル広告の最適な表示回数の上限を算出するツール「Frequency Cap Optimizer™」を提供開始
2020.10.02
2020.10.02
―Facebook、Instagramが対応可能―
株式会社電通デジタル(本社:東京都港区 代表取締役社長執行役員:川上 宗一 以下、電通デジタル)は、デジタル広告の最適な表示回数(フリークエンシー、以下、FQ)の上限※1を導き出すツール「Frequency Cap Optimizer™」(フリークエンシー・キャップ・オプティマイザー、以下、本ツール)を開発し、本日より提供を開始します。
Frequency Cap Optimizer™の概要
本ツールは、2019年6月に発表した「デジタル広告の最適な表示回数の上限を導き出すフレームワーク※2」をツール化し提供を開始するものです。第一弾となる今回の対応可能な広告の種類はFacebook, Instagram広告となります。Facebook, Inc.(以下、Facebook社)の提供するマーケティングAPI※3とのデータ連携により、より柔軟な配信条件(配信セグメント・広告予算・配信期間)の設定と、Facebook社の広告在庫(表示可能な回数)を加味した精緻な算出が可能になりました。
算出の仕組みは同フレームワークと同様であり、当社が保有するFQ回数別リフトモデルと、Facebook社が保有するリーチシミュレーションデータ(ユーザーへのリーチ数とFQ分布の予測データ)を組み合わせることで、配信セグメント・広告予算・配信期間に応じて最適なFQ上限回数を導き出しています。
これまではプラットフォーマーが保有する一時点でのリーチシミュレーションデータを活用していました。しかし実際には、オークション形式である運用型広告の在庫状況やそれに伴うCPM(広告表示1,000回あたりの料金)の変動により、そのデータはリアルタイムに変化しています。そこで今回、リーチシミュレーションデータの取得方法について、シミュレートを行う度にFacebook社のマーケティングAPI経由で取得する仕様とすることで、Facebook社の広告在庫状況に即した最適な表示回数の上限の算出が実現しました。
<「Frequency Cap Optimizer™」ロゴマーク>
今後も電通デジタルは、本ツールにおける対応可能な広告の種類や配信セグメントの拡充を進め、広告効果の最大化に向けた支援を行い、クライアント企業の事業成長に貢献します。
※1:電通デジタルが開発したフレームワークに基づき算出した最適解であり、Facebook社が保証するものではありません。
※2:2019年6月13日『電通デジタル、デジタル広告の最適な表示回数の上限を算出するフレームワークを開発 ~広告配信のセグメント・予算・期間に応じた設計が可能に~』発表資料
https://www.dentsudigital.co.jp/release/2019/0613-000174/
※3:マーケティングAPI
Facebookの広告プラットフォームで、マーケティングの自動化を構築できるAPI(Application Programming Interface)。Facebook社のマーケティングAPIのひとつである、リーチシミュレーションデータを共有するAPIとデータ連携をしています。
関連リンク
●株式会社電通デジタル
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