モメンタム、広告主を対象としたアドベリフィケーション意識調査2020を発表
2020.03.27
2020.03.27
~アドベリフィケーションの認知率が5割超え~
Momentum株式会社(以下、モメンタム)では、この度2020年版の「アドベリフィケーションに関する意識調査」を実施しました。
■調査概要
本調査は、国内の事業会社のマーケティング・広告・広報部門に所属する担当者とメディア事業で自社媒体の広告事業に携わる担当者412名を対象に2020年2月5日から2月6日にわたって、アドベリフィケーションに関する認知度や対策状況を調査したものです。
■調査結果サマリ
・アドベリフィケーション関連のキーワードの「名称を知っている」層がすべてのキーワードで5割超
・アドベリフィケーションに関する「対策をとっている」層が4割を超え、「対策をとっていない」層を逆転
・広告主の40%以上がアドベリフィケーションを代理店や配信プラットフォーム選定の条件に
■語句の定義
アドベリフィケーション:アドフラウド、ブランドセーフティ、ビューアビリティに配慮した、不適切な広告配信を防ぐための広告価値毀損測定の仕組みのこと。
アドフラウド:botなどを使い無効なインプレッションやクリックによって広告費用を騙し取る不正広告のこと。
ブランドセーフティ:広告が不適当な掲載場所に表示されることによるブランド毀損を防ぐこと。
ビューアビリティ:配信された広告掲載インプレッションのうち、実際にユーザーが視認できる状態にあったインプレッションの比率のこと。
■「名称を知っている」層がすべてのキーワードで5割超
2018年の調査と比較し、「名称を知っている」層が、すべてのキーワードで5割を超え、「名称を知らない」層を逆転しました。
・知っている < 2018年 → 2020年 >
アドベリフィケーション:31.4% → 56.8%
ブランドセーフティ :58.2% → 64.8%
アドフラウド :36.3% → 56.1%
ビューアビリティ :39.5% → 54.7%
■「名称は知っているが内容を知らない」層も増加
「知っている」の回答の中では、「名称は知っているけど内容は知らない」層が増加しました。
・名称は知っているけど内容は知らない < 2018年 → 2020年 >
アドベリフィケーション:12.2% → 27.2%
ブランドセーフティ :21.4% → 26%
アドフラウド :11.2% → 24.8%
ビューアビリティ :14.9% → 23.1%
■今後は認知だけではなく、問題の理解も課題
名称の認知率は半数を超えたものの、「名称も内容も知っている」層は微増にとどまりました。また、依然として6割以上は「内容を知らない」という回答をしています。今後はアドベリフィケーションというキーワードとともに、具体的なリスクの内容や対策の方法を広めてい必要があることが分かりました。
※調査の全文は弊社のnoteで公開していますので、ぜひご覧ください。
https://note.m0mentum.co.jp/n/n64f728ecc8f8
<調査概要>
調査名称 :アドベリフィケーションに関する意識調査2020
調査期間 :2020年2月4日~2月6日
サンプル数:402名
対 象 :上場企業のマーケティング・広告・広報部門に所属する担当者、メディア事業で自社媒体の広告事業に携わる担当者
調査会社 :株式会社マクロミル
<Momentum株式会社について>
モメンタムは、日本語に特化した言語解析技術を基盤に日本のデジタル広告業界の健全化への取り組みを牽引するアドベリフィケーションソリューションカンパニーです。アドフラウド対策やブランドセーフティにおいて世界最高水準の認定団体である「Trustworthy Accountability Group(TAG)」より日本で初めて認定を受け、さらに「Media Rating Council(MRC)」の認定を受けたパートナーとの連携によりビューアビリティ計測にも対応し、全方位型で精度の高いアドベリフィケーションソリューションの開発・提供を行っています。
関連リンク
●Momentum株式会社
●アドベリフィケーションの認知率が5割超え~モメンタム、広告主を対象としたアドベリフィケーション意識調査2020を発表~